台風でクルマが破損、保険は使える? 重要なのは「車両保険」の有無!? 注意すべきコトとは
台風接近時には不要な外出は控える! けど…台風で運転する場合は何に気をつける?
基本的に台風が接近している状況であれば、不要な外出は避けることが望ましいです。
それでも運転する場合には何に気をつけるべきなのでしょうか。
まず運転中に影響が大きいのが「風」です。
2018年9月4日に発生した台風21号では、瞬間最大風速58.1m/sという暴風を記録。
これにより、タンカーが関西国際空港の連絡橋に衝突し、利用者が空港内に取り残されたことが話題となりました。
なお気象庁では風の大きさを以下のように4段階で表しています。
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「やや強い風(10m/s以上)」
道路の吹流し(緑色の風量を表す設備)の角度が水平になります。
「強い風(15m/s以上)」
高速道路の運転中に横風で流される感覚を受ける状況です。
「非常に強い風(20m/s以上)」
通常の速度で運転するのが困難になります。
「猛烈な風(30m/s以上)」
走行中のトラックが横転するレベルになると言います。
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なお日本の高速道路では、平均風速が10m/sから15m/sで速度規制が入り、平均風速20m/sから25m/s以上で通行止めとなるようです。
このように強風ではクルマの運転が困難になります。
もしそのような状態で運転していたら、まずは安全に走行できる状態まで減速します。
さらに車線をまたぐほど大きく振られる強風であれば、安全な場所に停車して風が止むのを待つなどの対応も必要です。
また、台風の場合は強風以外にも大雨に注意しましょう。
運転時に大雨による影響として起こる現象には、基本的な部分ですがワイパー操作だけでは雨を拭き取りきれず視界不良となることで、運転に支障が出てきます。
また路面の排水が追いつかない場合など、「ハイドロプレーニング現象」が起こることも。
これは、タイヤと路面との間に水膜ができることでクルマを正常にコントロールすることが難しくなります。
こうした状況下では、「ハンドルは両手でしっかりと握る」、「前走車との車間を空ける」、「ヘッドライトやリアフォグランプを点灯して自車をアピール」することで、万が一のトラブル回避に繋がります。
また、雨量が増えると、河川付近や高架下や立体交差点のアンダーパスなどで冠水する場面も見受けられます。
このような場面に遭遇した無理に通行せずに迂回をするようにしましょう。なおもし通行する場合、乗用車であればドアの下端となるクルマの床面が浸からない程度といわれています。
車両保険でも対象外があるからね。所謂対車両のみとか限定してる場合。