トヨタ「“2階建て”ノア」実車公開! 斬新「4人寝られる」ミニバン!? 超広びろ内装の「ノア“デイズ”」登場
2024年7月20日から21日まで開催された「東京キャンピングカーショー2024」で、ホワイトハウスキャンパーはトヨタ「ノア」をベースにしたキャンピングカーを公開しました。どのようなクルマなのでしょうか。
街乗りで使いやすい「ノア」をキャンピングカー仕様に!
2024年7月20日から21日まで東京ビッグサイト(江東区有明)で開催された「東京キャンピングカーショー2024」には、100社・220台以上の車中泊モデルが集結しました。
なかでもホワイトハウスキャンパー(愛知県)は、トヨタのミドルクラスミニバン「ノア」をベースにしたキャンピングカー「DAYS(デイズ)」を実車展示しました。どんなクルマなのでしょうか。
愛知県に本社をかまえるホワイトハウスは、1988年にキャンピングカー部門「ホワイトハウスキャンパー」を設立しました。
「ポップアップルーフのパイオニア」として、トヨタ「ハイエース」をはじめ、ホンダ「ステップワゴン」、ホンダ「N-BOX」「N-VAN」など、幅広いニーズに対応したさまざまなキャンピングカーを展開しています。
今回のイベントでは、展示車両のひとつに人気のミニバンであるノアをベースにしたキャンピングカー仕様車“デイズ”が並びました。
デイズについて担当者は以下のように話します。
「現行型ノア/ヴォクシーがモデルチェンジ直後の2022年7月頃からキャンパー仕様を製作し、販売しています。
さまざまな仕様を設定しているので、お客さまのニーズに合わせて選べるようになっています。
基本的なボディサイズは変わらないので、日常的には通常のノアと同様の使い方ができるのがメリットです。
いっぽうで、倒せばベッドになる独自のベンチシート仕様も用意していて、本格的に使いこなすことができます」
ボディサイズは全長4695mm×全幅1730mm×全高1895-1925mm。屋根の上にはポップアップルーフを備え、展開すると1990mm-2020mmとなります。
ホワイトハウスの大きな特徴ともいえるポップアップルーフは、2ピース構造となっており、基礎にあたる安全強化台と、実際に持ち上げる軽量化ルーフトップを組み合わせることで強度と安全性、耐久性や耐水性を兼ね備えています。
ポップアップの展開は、ガスダンパーにより簡単な操作で上下させることが可能。
ルーフベッドのサイズは長さ2140mm×幅1020mm×高さ1060mmで、大人2人がゆったりと横になることができます。
座席部分とあわせ、就寝定員は最大4名です。
またポップアップルーフ仕様のグレードには、通常の「POP」をはじめ、「HOT Package」「WEEKENDER」「JOY」の4種類がラインナップ。
HOT Packageは、FFヒーター、サブバッテリー、走行充電器、室内コンセント、室内照明、カーテンが備わり、エンジンを切っても暖かさを維持できます。
WEEKENDERは、フロント回転シート(運転席&助手席)、セカンドベンチシート(フラットベッド)2人用、簡易フラットクッションサードシートが標準装備。
フロント回転シートはホワイトハウスの独自開発で、中央にテーブルを備えることもでき、手軽に対座のリビングスペースへ変更可能です。
さらにJOYでは、室内ギャレー(シンク&フォーセット)、電子レンジ、18Lの冷蔵庫、給排水タンクなど利便性の高い機能が備わり、車中泊旅が楽しめる豪華仕様となっています。
さまざまなベースグレードで設定できるため、ガソリン(2WD/4WD)、ハイブリッド(2WD/4WD)と好みに応じた選択が可能なのも特徴で、兄弟車の「ヴォクシー」でも設定可能となっています。
デイズの価格(消費税込)は、標準ルーフ仕様は324万2000円から、ポップアップルーフ仕様は363万8000円からです。
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前出の担当者はデイズについて以下のように話します。
「弊社ではポップアップルーフ仕様のミニバンとして、ホンダ『ステップワゴン』『フリード』などもラインナップしているので、迷われるお客様もいらっしゃいます。
また、もともとモデルチェンジする前からノア/ヴォクシーでキャンピングカー仕様車を製作しているので、すでに乗られている方がモデルチェンジを待って買われるという方もいますね」
会場では特に家族連れが車両をじっくり眺めている姿が多い印象でした。
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