なぜ「乗り物酔い」起こる? “体質”だけが原因ではない! 有効な「予防法」と「対処法」とは

「運転の工夫」でも予防できる?

 乗り物酔いをする人自身が行える対策も有効ですが、ドライバーのちょっとした心がけでも乗り物酔いを軽減できることもあります。

 日産自動車の公式サイトによれば、急ハンドルや急ブレーキといった乱暴な運転がクルマ酔いの原因になるといいます。

 安全運転の面からも、ハンドルやブレーキ、アクセルの操作に余裕を持つことで、クルマのボディが揺れず、滑らかな運転につながるとしています。

ドライバーの心がけで予防になることも(画像はイメージです)
ドライバーの心がけで予防になることも(画像はイメージです)

 例えば、加速や発進時はゆっくりじんわりとアクセルを踏んで、徐々に加速。カーブでは先に視線を向け、そこに向かっていくようにすると自然にハンドルを切ることが可能。

 また車間距離も大切です。車間距離が近いと前走車に合わせて頻回なスピード調整が必要になります。

 十分な車間距離を保つことで、安全につながるうえに、不必要な加減速が減ることで体の揺れも少なくなり、余裕をもって走行することができます。

※ ※ ※

 普段あまりクルマに乗らない人だけでなく、いつもと違うクルマに乗った時や、いつも運転している人が後部座席に乗車する時など、乗りなれない環境によって乗り物酔いを起こしてしまうことも考えられます。

 乗車中に不快感や乗り物酔いの症状を感じたら、無理せず休憩を取るよう心がけましょう。

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