何が変わった? レクサスが「味を磨く」って! 見た目は同じも中身は違う試作車? レクサスが目指すモノとは
いざ改造LS&改造NXに試乗! 印象は? 嘘…こんなに違うの?
今回、味磨き活動の一環で製作された現行LS(ノーマル)、改造LS。現行NX(ノーマル)、改造NXに乗る機会を得ました。
場所はレクサスやGRが開発の拠点とする「Toyota Technical Center Shimoyama」の第3周回路。アップダウンや様々なRのコーナーなどかなりアグレッシブなコースです。
まずは現行NX(ノーマル)、改造NXに乗ります。
普段、愛車で先代NX(初期)、日頃仕事で現行NX(改良前)に乗りっています。
さらには2024年2月29日に発売された「土台のフロント先端」「土台のフロント先端」が改良されているモデルに試乗しました。
今回の改造NXは、上記2つに加えて「センタートンネルの接合部の後端」を加えた全3個所のもの。
まずは、現行NX(ノーマル)に乗ります。そして改造NXに乗り換え、いざ走り出す瞬間の初動から何かスッキリした印象を受けました。
そしてコースに進入し、速度をあげていくにつれ、土台がしっかり付いてくる、コーナーではノーズが入りやすい、そして所々にある段差も上手く処理しているなど現行NX(ノーマル)との差は歴然。
またすでに2個所の改良を盛り込んでいる最新版よりもさらに洗練された印象を受けました。
同乗していた開発者によれば「土台がしっかりしたことで、サスペンションが適切な動きになることが乗り心地にも聞いている」と話してくれました。
次に現行LS(ノーマル)、改造LSを試乗します。
現行LS(ノーマル)は普通に乗る分には悪くはありませんが、そのサイズや重さからしてタイトコーナーなどではやや辛い部分も。
対して改造LSは前述の全4個所を織り込んだモデルです。
その違いは、改造NX同様に乗り出しから数メートルで分かります。各所の動きがどこかしっとりした印象となっています。
現行LS(ノーマル)では辛かったタイトコーナーでも気持ちよくステアリングを切っていける、さらに改造NXと同じようにサスペンションが心地よく動いてくれるという劇的な変化です。
またLSはショーファードリブンということもあり、後席の乗り心地も大切な部分。
乗り込むと自分で運転しているだけでは分からない「無意識の移動」における振動や音が改造LSでは大きく低減されているのが分かりました。
このように土台の4個所にこだわることで、そのクルマがまるで全面刷新したほどの「良さ」が出てくることを体感しました。
こうしたこともあり、最近のレクサス車では改良するタイミングであとからでも出来る部分の改良を投入しており、全面刷新では最初から織り込むということをしています。
他にも今後も改良のタイミングで入れられるモデルには随時検討していきたいとのこと。
それでも全4個所のうち、「センタートンネルの接合部の先端」、「センタートンネルの接合部の後端」はあとから入れ込むことは難しいと言いますす。
しかしながら次世代モデルには最初から全4個所を織り込んだクルマづくりを行っていくとしています。
なおこの味磨き活動は、あくまでもベースとなる土台で共通のレクサスらしさをもたらすためのもの。
その先にある各モデルの「個性」はそれぞれのチーフエンジニアが織り込むことで走りは共通しつつも、決してキャラ被りはしないラインナップを構築することが出来ると言います。
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