トヨタ新型「RAV4」そろそろ登場!? もっと無骨に“大変身”&新パワートレイン搭載も? デビュー6年目の「超人気SUV」次期型どうなるのか

2019年4月に登場したトヨタのミドルクラスSUV「RAV4」も、気付けばデビュー6年目に突入しました。6代目となる次期型RAV4はどのようなクルマになるのでしょう。徹底予想します。

次世代パワートレイン搭載で燃費効率もさらにアップ!?

 SUVらしさにあふれたタフなデザインや走行性能、ラゲージスペースの広さや使い勝手の良さから支持を集めるトヨタのミドルクラスSUV「RAV4」。現行モデル(5代目)の登場は2019年4月で、早くもデビュー6年目を迎えており、いつ次期型が登場してもおかしくないタイミングとなりました。
 
 北米などグローバルでも高い人気を誇るRAV4の次期型(6代目)は、果たしてどのようなクルマになるのでしょうか。

次期「RAV4」のデザインはこんなイメージ!? [画像はトヨタのコンセプトカー「FT-3C」]
次期「RAV4」のデザインはこんなイメージ!? [画像はトヨタのコンセプトカー「FT-3C」]

 比較的スペースに余裕のあるボディサイズをもつRAV4のパワートレインは、2リッターガソリンエンジンのほか、2.5リッターエンジン+モーターのハイブリッド、2.5リッターエンジン+モーターのPHEV(プラグインハイブリッド)が用意されています。

 レイアウトに余裕があることでどんなパワートレインにも対応できるうえ、居住空間も十分に確保したうえで、多く荷物を載せることも可能です。

 また4WD制御システムのマルチテレインセレクトによって、路面に合わせて駆動制御を変更することで高い走破性も備えているなど、「とにかく使えるSUV」であることが、RAV4の魅力です。

 そんなRAV4ですから、内装と外装をリフレッシュするだけでも、再び売れるモデルになることでしょう。

 次期型のデザインは、最新の「ランドクルーザー(ランクル)250」シリーズのような「無骨デザイン」に寄せ、内装には、現行モデルよりもさらに大画面となるデジタルインフォテイメントを投入すれば、「次期RAV4いっちょ完成」といえるかもしれません。

 ただやはり、売れる次世代モデルとするにはなんらかの“目玉アイテム”がほしいところ。

 そこで筆者(自動車ジャーナリスト 吉川 賢一)が期待したいのは、2024年5月28日に行われた「マルチパスウェイ」を目的とするスバル・マツダとの共同技術説明会でトヨタが初公開した、新型の直列4気筒エンジンの搭載です。

 トヨタが発表したところによると、開発中のエンジンバリエーションは、1.5リッター直列4気筒自然吸気エンジンと1.5リッター直列4気筒+過給エンジン、2リッター直列4気筒+過給エンジンの3種類。

 今後の環境規制で既存エンジンの大幅な出力ダウンが想定されていることの対策として、従来のハイブリッドよりも電気リッチ(バッテリー駆動が主、エンジンがサポート)となることを前提にエンジンが改良されているもようです。

 これによって、エンジンは高トルクの発生や高回転まで回すことが不要となり、エンジン全体のコンパクト化と嵩(かさ)の低減が実現されます。

 筆者は、この次世代電動パワーユニットの1.5リッターターボが次期RAV4に全車搭載となり、そのうえでバッテリー搭載量を減らした廉価モデル(既存のハイブリッドに近い)から、バッテリー搭載量を増やした上級モデル(既存のPHEVに近い)まで、電動走行距離に差をつけたハイブリッド車がラインアップされるのではないか、と考えています。

 この次期型パワーユニットは、水素や合成燃料などの活用にも対応できるといい、早ければ2026年から2027年にも開発にめどがつけられるとトヨタはしています。

 タイミング的にも、次期RAV4に搭載するユニットとして最適なのではないかと筆者は考えるのです。

※ ※ ※

 昨今はランドクルーザーシリーズにより注目が高まっているトヨタの“無骨系”SUVですが、そんななかでRAV4は、初代登場から30年にわたってグローバルで活躍しつづけてきたモデルとして定評があります。

 特に現行モデルは、大きすぎないサイズ感による使い勝手のよさとハイブリッドユニットによる低燃費&動力性能が魅力で、2020年にはグローバル累計販売台数で1000万台に到達しました。

 次世代パワーユニットが全グレードに搭載されるとなると、価格上昇は避けられませんが、新型電動ユニットは既存のPHEVに近いため、環境対応車として補助金や税制優遇などは期待できるはずです。

 次世代パワーユニットを搭載した次期型RAV4の登場が待ち遠しいです。

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