2024年6月13日、日産は「ノートオーラ」のマイナーチェンジを発表し、発売開始しました。
　
　販売店にはどのような反響があるのでしょうか。

　ノートシリーズからは数々の派生車が登場しており、標準と異なるカスタムが施された「AUTECH（オーテック）」や、モータースポーツの要素が盛り込まれた「NISMO（ニスモ）」が存在します。

　ノートオーラもノートの派生車で、より高級志向のプレミアムコンパクトカーとして、現行の3代目モデルをベースに2021年6月に設定されました。

　ノートオーラのボディサイズは全長4045mm×全幅1735mm×全高1525mm、ホイールベースは2580mmと、全幅がノートより40mm拡大されています。

　ノートとしてのコンパクトさを残しつつも、ワイド化されたボディや専用の内外装の設計によって存在感と上質感が向上されています。

　また、全車に第2世代「e-POWER」が搭載され、日産独自の走行性能や静粛性も兼ね備えられたモデルです。

　今回のマイナーチェンジではデザインに一部変更や新色の設定、機能・使い勝手が向上されました。

　デザインでは、日産のフロントフェイスを象徴する「Vモーション」から、新時代のフロントグリルである「デジタルVモーション」に刷新され、ヘッドランプ下まで広がっています。

　また、ヘッドライト下に施されたボディカラーと同色またはダークメタルグレーのアクセント、ウイング形状のフロント・リヤバンパーにより先進感が強調されています。

　さらに、モダンなデザインの17インチホイールが採用され、高い空力性能の確保とホイールの軽量化が実現されました。
　
　内装色は大型狩猟犬をイメージした「ワイマラナー」が追加されたほか、既存色の「ブラック」も落ち着きのある色味に変更されています。

　また、ボディカラーはプレミアム感とドイツの深い森を疾走するイメージでデザインした新色「フォレストグリーン」にスーパーブラックを掛け合わせた2トーンが追加されました。

　機能面では、運転席のパワーシートを全車に標準装備し、さまざまなドライビングポジションへの対応が可能に。

　また、グローブボックスの容量拡大、後席のUSB電源ソケットにタイプCを採用するなど利便性が向上されました。

　グレードは2WDと4WDそれぞれで、通常仕様の「G」、本革仕様の「G leather edition」、限定車の「90th Anniversary」が展開されます。

　また、日産90周年記念の限定車である「ノート オーラ90th Anniversary」も同時に発売されています。

　90th Anniversaryは今回のマイナーチェンジ車をベースに、快適性・耐久性に優れる日産独自開発のシート素材 「テーラーフィット」を用いています。

　ドアミラー、アルミホイールはさらなる上質さを感じさせる専用のブラックが採用されました。

　また「ノート オーラ NISMO」は2024年7月の発表を予定しています。

　そんなノート オーラですが、販売店にはどのような反響があるのでしょうか。

　関東圏の日産販売店担当者は次のように話します。

「ノート オーラについて、今回のマイナーチェンジでいくつかお問い合わせをいただいております。

　特に機能面の変化を評価するお客様が多く、運転席のパワーシートが全車に標準装備されていることに喜ばれているようです。

　また、デザインについて、高級感のある内外装から『輸入車からの乗り換えを検討している』というお客様もいらっしゃいました。

　グレードについて、高級感があるのは本革仕様のG leather editionですが、『特に夏場では革は蒸れる』という声も多く、基本的に通常のGが人気です」

　また、関西圏の日産販売店担当者は、次のように話します。

「今回マイナーチェンジされたノート オーラについて、お問い合わせをいただいており、既に実車も店頭に到着しております。

　まだ発表から間もないですが、『フロントグリルやリヤバンパーのデザインが新しい感じで好み』という声をいくつかいただきました。

　また、90th Anniversaryについて、10年に一度しか購入の機会が無い記念車ということもあり『プレミアム感のあるグレードを買いたい』と問い合わせされるお客様も少なくありません」

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　今回マイナーチェンジされたノートオーラですが、販売店にはデザインや機能について好評の声が届いているようです。

　新型ノートオーラの改良モデルの価格（消費税込）は277万9700円から317万1300円です。