ホンダ「新型流麗コンパクトSUV」登場! 3年ぶり刷新で「クラス超えの上質さ」がすごい? 新型「ヴェゼル」 ガソリン&ハイブリッド各車の印象は?
実は「アンダー300万円の最廉価モデル」も魅力
では続いて「G」はどのようなクルマなのでしょうか。
唯一のガソリンモデルであるGは、ヴェゼルのなかでも最廉価のポジションを担っていますが、改良によってFFモデルが消滅。4WDのみとなっています。
開発担当者によると、ホンダのラインナップでは新たにエントリークラスの「WR-V」が追加されこちらがFFのみとなっていることから、手軽なモデルはWR-Vに任せ、求めやすい4WD車の立場をGが担うことになったと言います。
早速乗ってみると、常にエンジンが始動しているとはいえ車内はかなり静かな印象です。
e:HEVと比較すると、加速時などはそれなりにエンジン音も車内に入り、やや非力に感じるとはいえ、追い越しなどでも必要十分な加速が得られます。
また、e:HEVの4WDよりも車重は100kg以上軽いため、ワインディングでは身のこなしが俊敏で、キビキビと走るためにはあえてこちらを選択するのも良さそうです。
リアは若干跳ねるような動きもありますが、4WDの制御が進化したこともあり、動きが破たんしそうな雰囲気はあまり感じられず安心感は高いと感じます。
さらに、e:HEVでは減速セレクターが装備されるのに対し、Gではパドルシフトが備わるため、よりスポーティなシフトダウン・アップが可能。エンジンをフルに使い切りながら走行できるという楽しみもできます。
そして、Gの最大の魅力は価格です。
4WDでありながらも264万8800円(消費税込み)に設定され、WR-Vの最上級グレードに少しプラスするだけで4WDと上級モデルらしい質感を手にすることができます。
渋滞アシストや車線逸脱防止支援などのホンダ センシングはもちろんのこと、ブレーキホールドや前席シートヒーター、本革ステアリングなども標準装備されています。
e:HEVの上級モデルと比較するとややインテリアの雰囲気等はシンプルですが、必要にして十分なものは備わっているため、値段以上のお買い得感があると言えます。
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改良でラインナップが拡張されたことによって、ユーザーのセンスに応じたコーディネートを選ぶことが可能になり、より親しみやすいモデルへと変化しました。
新型ヴェゼルの価格は264万8800円から377万6300円です。
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