トヨタ「次期型エスティマ」どうなる!? “天才的”なタマゴデザインも継承? 新型「まんまるミニバン」に期待大!
2020年にモデル消滅したトヨタ「エスティマ」は、今なお根強いファンから「復活」を待望されているモデルです。果たして次期エスティマはどのようなモデルとなるのか、徹底予想します。
新型「エスティマ」予想が白熱! 次期モデルはどうなる!?
トヨタのミニバンのひとつであった「エスティマ」は、1990年に初代モデルが登場し、2020年に3代目モデルが終売となって以降、その名が途切れてしまったモデルです。
しかしその復活を求める声は、意外にも少なくないようです。
1989年に開催された東京モーターショーに輸出名である「プレビア」の名前で展示された初代エスティマは、左ハンドル仕様が展示されていたことからも分かるように、アメリカ市場をメインに据えたミニバンです。
「天才タマゴ」と称されたワンモーションフォルムのデザインも、アメリカのトヨタデザインスタジオが手掛けたものとなっていました。
そんな初代エスティマの特徴は何といってもそのエンジンレイアウトで、なんとミニバンでありながらミッドシップレイアウトを採用しつつ、フラットなフロアを実現するという一見すると相反する要素を両立させたものでした。
このカラクリは、エンジンを横方向に75度寝かせて搭載させることでエンジンの全高を抑え、フラットなフロアを実現するというもの。
前から後ろまでフラットで広い室内空間と、重量物のエンジンを車両中心に搭載することで、安定した走りも両立したまさに“天才”的な発想で生まれた1台だったのです。
2000年に登場した2代目モデルは、エンジンの搭載位置こそ一般的なフロントとなり、前輪駆動レイアウトに変更されましたが、2001年6月には世界初のミニバン型量産ハイブリッド車「エスティマハイブリッド」をリリースするなど、その先進性は続いていました。
しかし2006年に登場した3代目モデルでは、すでに上級ミニバン「アルファード」が人気となり、下のクラスの「ノア/ヴォクシー」と板挟みになる形で2020年に終売となりました。
そんなエスティマではありますが、海外のCGデザイナーがEV化を前提としたCGモデルを発表するなど、復活を期待する声は意外にも少なくありません。
一説には本当にEV専用のミニバンとして復活するという話もあり、初代モデルのように床下にエンジンを搭載する代わりにバッテリーとモーターを備えれば、相当な容量のバッテリーを搭載することもできるでしょうし、広い室内空間を確保することも容易でしょう。
また内燃機関モデルほど冷却を重視しなくても済むため、初代の未来的なワンモーションフォルムをより有効に使うこともできそうです。
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一度は途絶えてしまった名前ではありますが、アルファード/ヴェルファイア、そしてノア/ヴォクシーがガソリン&ハイブリッドのラインナップとなるなか、EVとして復活するのであれば、差別化もしっかりできるということもあり、海外デザイナーの考えたCGもあながち妄想だけのものとも言えないかもしれません。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
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