ホンダ「次期型オデッセイ」どうなる!? “大胆”刷新で近未来デザインに? 「高級ミニバン」次なる進化とは

次期オデッセイを考えるうえで重要な「2つのミニバン」とは

 北米ホンダには同じ「オデッセイ」を名乗りながら、まったく別モノのの超大型ミニバンがあります。

 日本のオデッセイよりも全長や全幅はひと回り以上大きいながらも、全高は日本のオデッセイ同様に抑えられたモデルです。

ホンダ北米向け「オデッセイ」は日本仕様のオデッセイとは全く別の成り立ちでつくられたモデルです
ホンダ北米向け「オデッセイ」は日本仕様のオデッセイとは全く別の成り立ちでつくられたモデルです

 たとえばこの北米オデッセイをベースに、車幅などを日本向けに縮小した「超大型ミニバン」へとシフトアップする、というのも良いかもしれません。

 圧倒的な存在感があれば、高級ミニバンユーザーの心をわし掴みにできるかもしれません。

 もしくは、2024年1月のCESで発表された「ホンダ0シリーズ」のうちの1台、「スペースハブ」のような、ぶっとんだデザインでもいいかもしれません。

 ホンダによると「スペースハブ」は、将来的にバッテリーEVになっていくミニバンにおいて、大容量のバッテリーを積載することによる電費悪化や、全高が高くなりがちという課題を解決するために考えられたモデルとのこと。

たしかに、ミニバンらしさは残しながら、ロングホイールベースかつフロントショートオーバーハングの未来的なスタイリングをしていますが、低床かつ低全高に設計されており、ボディサイドにキャラクターラインを入れていないため、ボディパネルが非常に大きくみえて迫力も増しています。

 また車内はガラス面が多く、従来のミニバンとは比較にならないほど開放的な空間となっています。

 スペースハブは100%電気駆動であり、次期オデッセイとして間に合うのかは微妙ですが、この斬新なデザイン要素は次期オデッセイにあっても良いのではと考えられます。

※ ※ ※

 ホンダは2024年3月現在、2030年までに全世界でEV/FCEVを年間200万台強生産し、2040年までに全世界でBEV/FCEV販売比率を100パーセントとすることを目標としています。

 もし、スペースハブが次期型オデッセイであるならば、価格を抑えたハイブリッドやPHEVも設定して欲しいと考えます。

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