「信号待ち」はフットブレーキを踏む? それともギアを「Pレンジ」に入れる? どっちがクルマに優しく安全なのか
AT車で信号待ちをする際、「フットブレーキを踏み続ける」人もいれば、ギアを「パーキングレンジ」に入れてフットブレーキから足を離す人も存在します。一体どちらが推奨される行為なのでしょうか。
「P」に入れての信号待ちはNG?
赤信号で停止した際、AT車の場合はフットブレーキを踏み続けて信号が変わるのを待つ人が多いでしょう。
しかし中には、ギアを「パーキングレンジ」に入れてフットブレーキから足を離す、という人も存在します。
双方とも“停車”としては間違いなさそうに思える行動ですが、一体どちらが推奨される行為なのでしょうか。
信号待ちで停止時の行動について、自動車ディーラーの整備士に話を聞いたところ、以下の回答がありました。
「信号待ちでギアをパーキングレンジに入れて待つのは、避けた方が良いでしょう。
その理由としては、パーキングレンジに入れたとしてもフットブレーキほどしっかりとは制動できないため、万が一追突されたときなどに被害が大きくなります。
また、再始動する際に誤ってギアをリバースに入れてしまうなど、操作の間違いを招く可能性があるので、基本的に推奨されません。
さらに、パーキングレンジとともにパーキングブレーキ(サイドブレーキ)を併用する人もいますが、前方の車両が発進した際に慌てて解除しようとして、ギアを誤るだけでなく急発進してしまうことも考えられます」
このように、ギアをパーキングレンジに入れる行為は“フットブレーキから足を離せる”点は楽ですが、実は危険が潜んでいる行為だといいます。
くわえて、ギアをパーキングレンジに入れず「パーキングブレーキのみを引いた状態」で、フットブレーキから足を離す人も稀に存在するかもしれませんが、これも非常に危険な行為。
先述の整備士によると、パーキングブレーキのみの場合、路面の傾斜角度によってはクルマをしっかりと止めることができない可能性があり、またギアへの負担も大きいため、勧められない行為とのこと。
また、信号待ちのたびにパーキングレンジに入れ、しかもパーキングブレーキを使わない場合については、「パーキングロックポールが通常よりも早く摩耗してしまうことが考えられます。パーキングロックポールが摩耗すると制動力が弱まり、パーキングレンジに入れていてもクルマが動いてしまうため危険です」として、停車時の操作が積み重なることで車体に悪影響を及ぼす可能性についても言及します。
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このように、パーキングレンジに入れての信号待ち、またパーキングブレーキのみの信号待ちは危険とのこと。
Dレンジ(ドライブレンジ)に入れた状態で、フットブレーキを足でしっかりと踏み、安全に信号が変わるのを待ちましょう。
信号待ちでPレンジへいれる人がいるのですか。現実的ではないように思います。私は後続車が停止するまでブレーキを踏み、後サイドブレーキをひいてNへ入れ足を外します。最近ストップランプはLEDで眩しいので。同じ理由で交差点の先頭以外はヘッドランプも消灯しています。
発信の時はブレーキを踏みDへ入れサイドブレーキを外してスタートします。
AT車でDモードのままフットブレーキを踏み続けると、足が疲れやその他の理由でブレーキが緩む事がある、追突された時には追突は防げない。短時間の時は
Nレンジ、長くなりそうな時はPレンジに入れて、サイドブレーキを引いてます。習慣にすれば面倒な事はありません。免許を取った時はマニュアルでしたので、信号停止でギアをニュートラルにするのは常識でした。
仮にも公道の路上走行途上で、一時的な停車中という状況を鑑みても、車両を駐車状態におくと言う事は普通では無い様に思います。ただ、大型トラック等でフットブレーキをかけ続ける事が辛いという事情により(エアブレーキ車はその構造上基本的にペダルは重い)、信号待ち等で一時的にパーキングブレーキを作動させると言う事はまま有る様です(1日で20回以上の作動はシビアコンディションとしての整備を推奨される)。「どっちがクルマに優しく安全なのか」は、永遠の議論の的と思います。