国土交通省は2024年3月22日、道路に異常があった際に管理者へ報告するシステムについて、新たにスマートフォンアプリケーション「LINE」を使えるようにすると発表しました。
　
　サービス開始は3月29日正午です。いったいどんなサービスなのでしょうか。

「道路に穴ぼこがある」「道路上に大きな鉄骨が落下している」「ガードレールが壊れている」「ネコが轢かれている」…

　これまで、こういった「道路の異状」を通報する場合、非常電話「#9910」が使われてきました。

　しかし、より通報しやすく、より現場状況を伝えやすくするため、音声と文字と写真を送れる「LINE」に注目。まずは2023年11月から、関東甲信越エリアのみ、先行して導入されてきました。

　今回、ついに全国がサービス対象エリアとなります。

　使い方は、まず「国土交通省道路緊急ダイヤル（#9910）」を友だちに追加。

　いざ通報する場合は、まずトーク画面下の「LINE通報」ボタンを押し、「穴ぼこ」「落下物」などの種類を選択。さらに詳細な状況を選択し、写真を投稿。高速道路か一般道かを選び、位置情報を送信。必要に応じてテキストを送信。これで完了です。

　国交省は「聴覚や発話に障がいがあり、音声による通報が困難な方であっても、LINE による通報が可能となります」としています。なお電話での通報も、引き続き24時間体制で受付を継続します。