レトロな路線バスに「サウナ」搭載!?「降車ボタン」でロウリュも発動! 斬新すぎる「サウナバス」2号車が開発スタート
リバースは2024年2月29日、本格的なサウナを楽しめる移動型サウナバス「サバス」の2号車を製作すると発表しました。同車には一体どんな特徴があり、どのような経緯で開発されるのでしょうか。
バスで「サウナ」が楽しめる!
大阪府のリバースは2024年2月29日、本格的なサウナが体験できる移動型サウナバス「サバス」の2号車を製作すると発表しました。
「バスをリブランディングする」をミッションに掲げて2021年に設立されたリバースの社名は、「RE BUS(バスの再生)」と「RE BIRTH(生まれ変わらせる)」という意味を込めたもので、新たなバス事業を提案するととともに地域活性や遊休地活用、災害支援、社会課題の解決の実現を目指しているといいます。
同社は、2022年に日本最大のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」と連携し、どこでも本格的なサウナを楽しめる移動型サウナバスとしてサバスを開発。
これは兵庫県の神姫バスで引退した路線バス車両を移動サウナに改造したもので、車内にはつり革や座席配置・運賃表示器などバスの雰囲気を残しつつ、休憩スペース兼運営用事務スペースと本格的な薪ストーブを用いたサウナ室が設けられています。
また設置されている「降車ボタン」を押すことで、室内に置かれている熱されたサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる「押しボタン式のオートロウリュ(通称:蒸気降りますボタン)」が搭載されており、好みによってサウナの室内温度や湿度を上げて発汗作用を促すことが可能です。
今回発表されたサバス2号車の製作は、これに続くプロジェクトの第二弾。
サバス1号車はその稼働開始以降、栃木県から佐賀県まで全国各地で運用され好評を得ましたが、その一方で関東方面への輸送に多額の費用がかかり、ユーザーの負担が重くなることが課題となっていました。
そのため東京エリアを拠点とするサバスの増車が求められたとし、東急バスで運用されていた中古バスを譲受することによって、サバス2号車の製作が現実のものとなったといいます。
このサバス2号車は1号車と同様にバスの雰囲気は残しつつも、1号車とは異なるサウナ体験を楽しめる空間を目指してサウナスペースを2つ用意します。
メインのサウナ室は、バスの「サロン席」をモチーフに“コの字”型の座席配置が採用され、利用者が会話をしながら窓からの景色を楽しむことが可能。
さらに中央のテーブルでは積み木ゲームなどを用意し自由に遊ぶこともできるといいます。
またもうひとつのサウナ室は定員2名ほどと、個室感覚でゆったり入れる「優先席」仕様。1人で利用する際には寝転がることも可能なので、イベント時にはウィスキング(北欧由来のリラクゼーショントリートメント)をすることもできる設計が取り入れられています。
くわえて、1号車で好評だった降車ボタン式のオートロウリュや、吊り革など路線バスの名残を生かしたデザインは引き続き採用されるので、ユニークな雰囲気は変わらず楽しむことができるそうです。
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サバス2号車の完成は2024年6月を予定しており、完成後は東京を拠点として運用されます(1号車は兵庫拠点)。
1号車同様に、大型駐車スペースのある施設やアウトドア施設などを運営する事業者向けにレンタルされるなど、他多様な事業展開を行っていくということです。
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