「最も多い」&「最も反則金が高い」交通違反って何? 一方「最も反則金が安い」違反は!? 交通違反にまつわる“意外な事実”とは
反則金が最も「高い」「低い」違反とは?
交通違反をした場合、状況に応じて白色、青色、赤色の3種類の切符が切られます。
なかでも青切符と呼ばれる切符は、比較的軽微な違反に対して切られるもので、「交通反則通告制度」が適用されていることで、刑罰の代わりに反則金を納付しなければなりません。
では青切符が切られる交通違反のなかで、反則金が最も高い交通違反には何があるのでしょうか。
警視庁がウェブサイトに掲載している反則金一覧表によると、最も高額な違反は、大型車の「速度超過35キロ以上40キロ未満(高速道)」と「積載物重量制限超過(5割以上10割未満)」の4万円です。
普通車では3万5000円が最も高額で、大型車と同様の「速度超過35キロ以上40キロ未満(高速道)」の速度違反、積載物超過違反については「10割以上の超過」が該当します。
ちなみに、「10割以上の超過(普通車等)」とは、例えば最大積載量が1tのクルマにその10割以上である2t以上の貨物を積載している状態をいいます。
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一方で反則金が最も低い交通違反についても調べてみました。
警視庁の反則行為の種別及び反則金一覧表の資料によると、「警音器使用制限違反」「免許証不携帯」の2種類で、普通車のほかすべての車両に対し3000円が設定されています。なお、どちらの違反も違反点数はありません。
警音器使用制限違反は、いわゆるクラクションについて、標識などで指定された場所や危険を防止するやむを得ない状況をのぞき、むやみに鳴らすことを制限するものです。
例えば道を譲ってくれたお礼や、青信号に変わったのに前のクルマが発進してくれない時などにクラクションを鳴らすのは、本来の使い方ではなく違反に該当する可能性があります。
また免許証不携帯は、文字通りクルマやバイクなどの運転の際に、免許証を携帯していなかった場合に該当する違反です。
外出の際うっかり忘れてしまったという場合でも、運転時に免許証を携帯することは義務化されているため、必ず常時持ち歩いていなければなりません。
2つの違反は、日々クルマを運転するなかでうっかり忘れてしまう可能性もないとは言い切れません。普段から意識して気を引き締めつつ、引き続き安全運転を心がけるようにしましょう。
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