やっぱり多発「猫トラブル」1か月で驚愕の件数!? 「猫バンバン」だけではダメ! JAFが異例の呼びかけ 気づかずエンジンかけると大変なことに

JAF(日本自動車連盟)は、猫に関するトラブルの実態について発表しました。まだまだ猫が原因となった救援要請は少なくないようです。

まだまだ無くならない「猫トラブル」

  一般社団法人 日本自動車連盟(以下、JAF)は2024年2月21日、昨年12月の救援トラブルのうち、猫に関するトラブルの実態について発表しました。

猫のイメージ(画像:写真AC)。
猫のイメージ(画像:写真AC)。

 発表によると、「クルマのエンジンルームに猫が入り込んでしまった」としてJAFに救援要請が来たケースは、12月だけで全国で24件にものぼったそうです。

 猫がエンジンルームに入り込んでしまうことは、1年をとおして起きているといいます。そのなかでも、冬になると寒いため、猫はあたたかいエンジンルームへ暖を求めてしまうのでしょう。
 
 しかし、気づかずにエンジンをかけてしまうと、高速で動くエンジンベルトに猫が巻き込まれてしまう可能性があります。ベルトの洗浄や、ひどい場合はベルトやエンジン本体が破損してしまうこともあります。

 JAFは、エンジンルームにこっそり入ってしまった猫をうっかりエンジンに巻き込んでしまわないよう、運転前に「ボンネットなどエンジンルームをやさしく叩くことを実践しましょう」と呼びかけています。

 この行為は「猫バンバン」とも呼ばれ、徐々に認知度が高まっています。それにもかかわらず、やはり今冬も1か月に多数の救援要請の実態があることから、まだまだ「しっかり気を付けるべきこと」のひとつであることは疑いありません。

 いっぽうで、JAFは「猫バンバンは万能ではありません」とも警鐘を鳴らします。ボンネットなどを叩いても、猫によっては出てこないこともあるといいます。

 そのため、JAFは「叩いたあと猫の声や気配を感じたらボンネットを開け、中まで確認してください」とアドバイスしています。

 その点で、雨の日は猫の物音が雨音でかき消されがちなので、特に注意すべきとしています。

 ちなみに、夏は猫があまり入らないかというとそうでもなく、昨年6年にはなんと1か月間だけで「343件」もの猫トラブルが起きていました。

 これは春に生まれたばかりの子猫が大きくなり、あちこちに行きたくなる時期を迎えて、成猫が入りにくいような隙間にも入っていってしまうことも関係しているといいます。

【画像】えっ…!? これが「猫バンバン以外」にやるべきことです

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