トヨタ新型「ハイラックス チャンプ」実車公開! アンダー200万円&5速MT設定あり! 「国内発売なの!?」 斬新「商用車」日本公開した目的とは

シンプルかつ廉価な「ギア」として魅力的な1台

 会場の説明員によると、今回の車両は日本の法規に適合しておらず、このままで販売することはできないとのこと。

 また今のところ、このモデルを並行輸入して販売する予定もないと話します。

タイのトヨタでは、新型「ハイラックス チャンプ」をベースにしたキャンピングカーなど、荷台の様々な架装の可能性をユーザーに提案しています
タイのトヨタでは、新型「ハイラックス チャンプ」をベースにしたキャンピングカーなど、荷台の様々な架装の可能性をユーザーに提案しています

 それではなぜ今回出展したのでしょう。

 実は、このような新しいピックアップトラックに対し、ユーザーの反響を確認するためのマーケティングが主な目的とのこと。

 そのため、様々なカーライフスタイルで便利に使えそうな、荷台架装を提案するデザイン画も会場には用意されていました。

 GTGが、将来的にこうしたピックアップトラックの荷台架装やパーツ販売の可能性について、すでに検討を重ねている様子がうかがえます。

 ちなみに、GTGが出展した新型ハイラックス チャンプのボンネットには、なぜか「群馬県産」のステッカーが貼ってありました。

 もちろんこれは“ユーモア”ということで、タイで生産された車両で間違いないとのことでした。

※ ※ ※

 以前は日産をはじめ、様々なメーカーから国産ピックアップトラックがラインナップされていましたが、近年はトヨタのハイラックス一択の状況が続いています。

 ただ、2024年2月から三菱の新型「トライトン」が12年ぶりに再投入されるなど、にわかにピックアップトラックへの注目が高まってきています。

 なお、今唯一国内で販売されるピックアップトラックの現行型ハイラックスは、タイ生産モデルを日本に輸入し販売しています。

 また新型トライトンも同様に、ピックアップトラック需要が旺盛なタイで生産されるモデルです。

 会場の説明員は「公式情報ではなく、あくまでも個人的な予想ですが」と前置きしながらも、この新型ハイラックス チャンプも同様にタイで生産する右ハンドルモデルであり、同様に日本へ正規導入される可能性も少なくないのでは、と話します。

 最近のクルマは快適装備や安全装備が充実する一方、車両価格も高騰する傾向があります。

 クルマをあくまでギアとして利用する人にとって、シンプルで実用的な新型ハイラックス チャンプが現地同様に廉価な設定で正規導入されれば、ユーザーのニーズともマッチするかもしれません。

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