タクシー車内での「NG会話」が存在!? 触れてはいけない「タブー」とは? 避けるべき話題を「現役ドライバー」が語る!
タクシーの車内では運転手と会話をすることも珍しくありません。その際、乗客に「これは聞いてはいけない」という内容があるのか、現役のタクシードライバーに話を聞きました。
タクシーで「触れてはいけない」話題とは?
タクシーに乗車した際、目的地の説明以外にも運転手と話をすることがあるでしょう。
その内容は天気や話題のニュースなどの雑談がほとんどですが、運転手から乗客に「これは聞いてはいけない」という「NG項目」はあるのでしょうか。
これについて東京都内のタクシー会社の運転手に聞いたところ、「お客さまと会話することは禁止されていませんが、プライベートに踏み込むような内容や、政治・宗教といった人それぞれで考え方や価値観が違う内容には触れないようにしています」とのこと。
また、北関東を走るタクシーの運転手からも、「デリケートな話題は避けるように教えられています。例えばスポーツの話題においてもお客さんごとに好きなチームが違うので、特定のチームを否定していると受け取られかねない発言はしないよう気を付けます」とのことで、会話には常に気を遣っている様子がうかがえました。
また最近では、そもそもタクシー内で会話をすること自体が減っているようです。
先述の都内タクシー会社の運転手によると、「コロナ禍の影響から、車内で会話することを嫌がるお客さまも増えました。感染予防対策のガイドラインでも“必要最低限の会話”にとどめるよう定めらたこともあり、こちらからは話し掛けないよう配慮しているドライバーは多いと思います」とのこと。
さらに、防犯のために取り付けられたアクリル製の「タクシー防護板」の影響で、声自体が届きにくくなったともいいます。
「何度も聞き返すとお客さまの気分を害してしまう可能性がある」ことから、トラブルを避けるという意味で会話を控えるドライバーもいるそうです。
その一方で、従来と変わらず話し掛けてくれる乗客も少なくないとのこと。
その場合は先述のようにデリケートな部分に触れないように気を付けつつも、話が広がるよう、様々な話題を用いて会話を進めているそうです。
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様々な考えや価値観を持つ人が乗るタクシーだけに、運転手は安全運転に加えて会話の内容にも注意を払うなど、人知れぬ気遣いをしているのですね。
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