レクサス新型「オフロードSUV」実車展示! タフ顔&車高アゲ仕様を初公開!? 24年発売の「新型GX」とは

「東京オートサロン2024」にて、日本では未発売のレクサス新型「GX」に特別なカスタマイズを施したモデルが展示されていました。

レクサス新型「GX」のオフロードカスタマイズが展示された

 2024年1月12日から14日まで開催された「東京オートサロン2024」。
 
 各メーカーやショップ、自動車大学校など様々な出展があった中でまだ日本では未発売のレクサス新型「GX」に特別なカスタマイズを施したモデルが展示されていました。

レクサス新型「GX」をJAOSがカスタマイズ!? 「GX550“OVERTRAIL”JAOS ver.」が展示されていた
レクサス新型「GX」をJAOSがカスタマイズ!? 「GX550“OVERTRAIL”JAOS ver.」が展示されていた

 2023年にフルモデルチェンジが発表された新型GX。

 これまでは北米を中心に展開されていましたが、本モデルから日本など他の地域でも展開されます。

 新型GXの車両開発コンセプトは「ザ・プレミアム・オフローダー」となり、過酷な悪路から街中の舗装路に至るまでユーザーがクルマと共に過ごす様々なシーンで心高まる体験を提供するというテーマを持って開発されました。

 またこの新型GXの導入からレクサスでは新たなアウトドアライフスタイルや体験を提案する「OVERTRAIL PROJECT」を展開していきます。

 そのOVERTRAILを冠したコンセプトモデルが「GX550“OVERTRAIL”」です。

 今回はそのGX550“OVERTRAIL”をさらにJAOS ver.に仕立てたモデルがJAOSブースに展示されました。

 GX550“OVERTRAIL”JAOS ver.は、OVERTRAIL PROJECTの想いを共有するレクサスとJAOSが、より過酷な環境を走り抜ける頼もしいクルマをイメージしてカスタマイズしたコンセプトモデルです。

 ベースとなる新型GXの高い走破性と冒険心をくすぐる外観はそのままに、あらゆる道でドライバーが快適に運転できるデザインに実現。

 4WD&SUV専業アフターパーツメーカーのJAOSならではのラギッド感あふれるカスタマイズパーツが装着されています。

 フロント部分ではオフロードモデルなどに見られるスチール風のバンパーを軽量・高剛性なABS樹脂で再現。このパーツについてJAOSの担当者は次のように話しています。

「僕ら生粋のオフローダーにしてみると、オーストラリアとかの鉄のゴツゴツのバンパー(カンガルーバーやブルバーとも呼ばれる)にがすごく憧れなんです。

 ただし、あのパーツは数十kgあり今の時代のクルマ、とくに先端部分に装着するのは少し抵抗があります。そのため、あのバンパーのイメージを軽い樹脂で再現しました。

 シャープなラインでこの新型GXのオフロード性能をより具現化した形で後付パーツとして展開を考えています。

 あとはアンダーにアルミ製アンダーカバーを付けることでしっかりと下回りもガードしています」

 サイドではワイドなデザインで印象的なフェンダーのプロテクションも兼ねたフェンダーガーニッシュやサイドシルのガードと乗降性を両立したチューブ製のサイドステップ、オフロード走行で巻き上がる泥や小石からボディを守る大型マッドガードも装着されています。

 これらについて前出の担当者は次のように説明してくれました。

「この樹脂製のオーバーフェンダーに見えるものはカバーになっています。

 張り出したようなオーバーフェンダーは全幅に影響してしまうことで付けられないのと、GXは純正でフェンダーが広がっているデザインなのでそれを上手く活かしてオーバーフェンダーのような見た目になっています。

 あと、GXには純正で立派なサイドステップが最初から付いているのですが。オフローダーの定番としては、平たいサイドステップよりも、サイドシルガードも含めたチューブタイプのステップにするのが割と定番ですので、それも設定予定です」

 その他、足回りではリフトアップサスペンションや軽量高剛性な18インチホイールの装着しています。

 これについて、前出の担当者は次のように話しています。

「今回、JAOSではサスペンションも市販化する予定です。まだ発売前なのでちゃんとしたテストやフィッティングが出来ていません。

 今回の展示はあくまでもGXとしてこのくらいの高さがカッコいいという位置にリフトアップしています。今後のテスト次第では高さが変わるかもしれません。

 また装着しているタイヤは日本には無いもので、これもいまメーカーと相談をして展開出来るかを検討しています」

ルーフには積載力を高めるルーフラックも搭載されていた
ルーフには積載力を高めるルーフラックも搭載されていた

 このような特徴のあるGX550“OVERTRAIL”JAOS ver.ですが、どのような経緯で誕生したのでしょうか。前出の担当者は次のように話しています。

「まずは2022年にLXが新登場した時に競技用という初めてのプロジェクトでいろんなパーツを用意しました。これが大変好評だったこともり、2023年の『BAJA1000』を走った『LX600“OFFROAD”TEAM JAOS 2023ver.』に繋がりました。

 そして今回の新型GXは、LX以上にオフロードやアウトドアをイメージしたクルマっということ、それはまさに僕らの土俵なので色々なパーツを用意させて頂くことになりました。

 今回の装着しているJAOSパーツは基本的に市販化予定のものとなります」

※ ※ ※

 このようにレクサスのアウトドア・オフロードを体現するモデルの新型GX。そこにJAOSカスタマイズが加わったことでより具体的な「OVERTRAIL」の世界観が見えてきた印象です。

 なお日本での新型GXは2024年内に発売される予定となっています。

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