トヨタ新「スターレット」が凄い! 21年ぶり復活!? 懐かし「ハッチバック」なぜ蘇った? 驚きの南ア事情
トヨタは南アフリカ市場に向けて「スターレット」の車名で販売しているコンパクトハッチバックがあります。日本には未導入となっているモデルですが、どのようなクルマなのでしょうか。
スターレットの車名で販売される南アフリカのトヨタはどんなクルマ?
トヨタがかつて日本で販売していたコンパクトハッチバックの「スターレット」が復活していました。
どのような形で復活したのでしょうか。
日本で販売されていたスターレットは1973年に登場したコンパクトハッチバックです。
3ドアと5ドアの2モデルが展開され、約19万台の販売を記録したヒットモデルとなりました。
そこから、5代目となるモデルが1999年に生産を終了すると、後継者として「ヴィッツ」が誕生し、そして後には「ヤリス」がデビューするなど、スターレットの車名はラインナップから消滅してしまいます。
しかし、2020年9月に南アフリカ市場に向けてスターレットの名前が登場しました。
約20年ぶりの車名復活となったスターレットは、日本でも展開されるスズキ「バレーノ」のOEM車として生産され、2022年5月23日にはマイナーチェンジも行われています。
なおこのスターレットの導入は、2019年1月から豊田通商はトヨタからアフリカでの営業業務の全面移管を受けてことにより、将来アフリカで中間所得層が拡大することを見据えた結果として、アフリカ全土においてトヨタブランドの販売チャネルを生かした小型車の販売とアフターサービスの強化を図っていくと明かしていました。
2020年に豊田通商は、スターレットの販売を南アフリカでの販売を皮切りに、アフリカ47か国へ販売をしていくと発表。
ではなぜバレーノのOEMにスターレットの車名が付けられたのでしょうか。発表当時に豊田通商広報部の担当者は次のように話していました。
「スターレットは英語で『小さな星』『スターの卵』を意味する言葉で、『アフリカの新車市場でスターになってほしい』という願いを込めて名付けました。
またもうひとつの理由として、もともとスターレットという名前が現地で一定の知名度があったということが挙げられます。
以前から、日本の中古車はさまざまな業者によってアフリカ市場へ輸出されており、品質の高さから現地で人気がありました。
日本製のスターレットも輸出されていたことから、アフリカの人々にとってもスターレットという名前は聞いたことがあり、親しまれているのです」
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そんな復活を遂げたスターレットですが、ボディサイズは全長3990mm×全幅1745mm×全高1500mmと、「ヤリス」と比較すると多少大きい程度のサイズとなっています。
エクステリアはシャープなフロントフェイスに仕上げられており、コンパクトながらも力強さとタフさを演出。
インテリアはシンプルながら上質感のあるデザインに仕上げられています。また、Apple CarPlayが搭載されたタッチパネル式のナビなども装備されています。
パワートレインは1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力105馬力・最大トルク138Nmを発揮。トランスミッションは5速MTと4速ATが用意されます。
販売価格は23万3000ランド(約181万円)からです。
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日本ではスターレットの後継にあたるヴィッツが2020年にヤリスへと統一されています。
国内ラインナップをはじめ、世界的にヴィッツの名前が消滅しましたが、2023年1月26日にトヨタの南アフリカ法人は、新型「ヴィッツ」を世界初公開し、車名復活を果たしています。
最近は乗る距離が非常に少ない。遠方に行くことも先ず無いので新車の意味が無駄。足代わりで月に1回位しか給油しないので今の慣れた車で十分です。余にも無駄なものが多すぎ、50年位前に戻りませんか?運転が楽しい。