存在感スゴすぎて…目が離せない!? 箱根駅伝を走ったSUVタイプの新型「センチュリー」に注目! 新旧「クラウンセダン」共演も
2024年1月2日-3日にかけて第100回箱根駅伝が行われました。例年、トヨタが運営車両をサポートしていますが、今年はどのようなクルマが登場したのでしょうか。
第100回箱根駅伝もトヨタ車がサポート!
2024年1月2日から3日にかけて開催された箱根駅伝。
選手達のアツい走りに全国が注目していましたが、クルマ好きとしては運営をサポートするトヨタ車が気になったかもしれません。
どのようなトヨタ車が箱根駅伝をサポートしたのでしょうか。
2024年で100回目の開催となるお正月の風物詩「箱根駅伝」。
その正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」と言います。
東京・読売新聞社前~箱根・芦ノ湖間を往路5区間(107.5km)、復路5区間(109.6km)の合計10区間で競われる、学生長距離界最長の駅伝競走で、毎年様々なドラマが生まれています。
今回はそんな箱根駅伝の運営を支えるクルマたちに注目したいと思います。
運営車には様々な種類がありますが、これらの車両は2011年以降トヨタがフルサポートを行なっています。
ここ数年は話題の新型車のみならず、発売前のモデルや特別なクルマも登場するため、クルマ好きにも注目のイベントとなりつつあります。
2024年の大会はどのようなモデルが走ったのでしょうか。
まず審判員を乗せる「大会本部車」は昨年のbZ4xに代わって、2023年9月に発表されたSUVタイプの「シン・センチュリー」が務めました。
ちなみにトヨタのオフィシャルXアカウントには、このようなポストが行なわれています。
「今日から2日間開催される箱根駅伝がいよいよスタート。
私たちトヨタは第100回箱根駅伝を応援します。
箱根駅伝の「大会本部車」として、白の新型センチュリーが選手の走りをサポートしています!」
ちなみに100回大会を、100年を意味するセンチュリーのニューモデルがサポート、何か運命を感じます。
このモデルを少しだけおさらいすると、セダンと併売される新世代に向けた新しいセンチュリーです。
トヨタ自身は「これからもセンチュリーがお客様に『もてなし』をお届けするにはどうすればいいかを考えてきました。そこで車内での休憩やオンライン会議など『移動の時間』をより有効に使えるように考え、多様化するニーズに応えるためにはどのようなパッケージが良いか。その結果がこの形なのです」と語っています。
今回の箱根駅伝を走ったセンチュリーは白鶴(はっかく)と呼ばれるプレシャスホワイトパーツ×シルバーの2トーンカラーにフロマージュと呼ばれる内装色のモデルで、メーカープションとなる225/45R22タイヤ&アルミホイールが装着されています。
このモデルは世界初公開以降、豊田章男会長が使用しているモデルでスーパー耐久シリーズやジャパンモビリティショーなどに乗ってきており、その光景を多くの人がSNSなどにアップしています。
ちなみに筆者は以前、豊田氏に「センチュリーGRMN(セダン)に代わって、今後はこのモデルに乗るんですか?」と聞いた事がありますが、「これは仮の姿(笑)、僕が使うモデルはもっと凄いヤツですよ」と。
それはどんなモデルなのでしょうか。
発表会に展示されていた淡いグリーン×グレーの2トーンカラー&専用エアロパーツ/大径アルミホイール&タイヤ(235/45R22:ミシュラン・パイロットスポーツEV)/レッドキャリパー/リア・リンクドア仕様のGRMNで間違いないでしょう。
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話は箱根駅伝に戻ります。各大学の監督を乗せる「運営管理車」は、2023年に続きノア/ヴォクシーが務めました。
ちなみに運営管理車は各大学のカラーラッピングが施されているだけでなく、ナンバープレートの地名は各大学の所在地とこだわっています。
筆者がTVで見た限りでは、白いボディカラーのノアのエアロ仕様が最も多かったような気がしました。
更にサポートカーとして「大会会長車」としてクラウンセダン(それもFCEVモデル)、「技術総務車」としてクラウンクロスオーバー)2.5L-HEVモデル)。
「広報車」としてアルファード/ヴェルファイア、「医務車」としてハイエースなどが運用されていました。
更に「報道車」として15代目クラウンやカムリ、レクサスES(全てハイヤー)などの姿も。
Xでは「選手には頑張ってもらいたいけど、クルマ好きはセンチュリーが気になってしまいました」、「選手もクルマも頑張ってね」、「箱根駅伝はトヨタの新型車見れるのも楽しかったりする」、「クラウンが少ないのが残念……」など、筆者と同じようにクルマを気にしている人の多さに驚きました。
正月の風物詩となる箱根駅伝、そんな見方も面白いと思います。