ホンダ、コメント発表「大変誇りに思う」 佐藤琢磨選手インディ500日本人初優勝
インディーカー・シリーズに参戦するレーシングドライバー、佐藤琢磨選手が、101回目の「インディ500」で優勝しました。日本人ドライバーとして初の快挙に、ホンダが祝福を送りました。
106年目、101回目の「インディ500」で日本人初の快挙
現地時間2017年5月28日(日)、アメリカのインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(インディアナ州インディアナポリス)で開催された「第101回インディアナポリス500マイルレース(インディ500)」にて、ホンダエンジンを搭載するアンドレッティ・オートスポーツから出走した佐藤琢磨選手が優勝しました。同レースを日本人が制するのは初めてのことです。
佐藤琢磨選手はF1に7シーズン参戦ののち、2010(平成22)年よりアメリカでインディカー・シリーズにフル参戦を始めました。2013年4月にはカリフォルニア州ロングビーチの市街地特設コースにて、同シリーズで日本人として初めて勝利を挙げました。
「インディ500」こと「インディアナポリス500マイルレース」は、上述のようにインディアナポリス・モーター・スピードウェイにて毎年5月に開催されるレースで、モータースポーツのカテゴリのひとつであるであるインディーカー・シリーズの1戦であると同時に、100年以上の歴史を重ねるモータースポーツイベント。F1モナコGP、ル・マン24時間レースと並ぶ『世界3大レース』のひとつとして知られ、「オーバルトラック」という、バンクのついたコーナーとストレートで構成される楕円に近い1周2.5マイルのコースを200周、計500マイル(約805km)を競います。
佐藤琢磨選手は2010(平成22)年の第94回大会から挑戦を続け、8回目のチャレンジでの栄冠となり、これにより賞金245万8129ドル(約2億7千万円)を手にしました。