トヨタは2023年11月29日、新型「ランドクルーザー70（以下ランクル70）」を発売しました。
　
　同車は1984年に登場してから世界中で販売が続くモデルで、国内で販売されるのは約9年ぶり。
　
　今回、新たなモデルとして発売されると同時に、魅力的なオプション・カスタムパーツも初公開されています。

　ランクル70の属する「ランドクルーザー」シリーズは、72年に及ぶ長い歴史を持つ四輪駆動車ブランドです。

　トヨタは同シリーズについて「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」という思想を持って開発してきたと述べており、どのモデルも高い悪路走破性が特徴。

　そのシリーズ中においてもランクル70は悪路走破性と耐久性に秀でたモデルで、1984年のデビュー以来、タフな造りや四角く無骨なボディスタイルを変えず細部の改良を重ね続けながら、海外を含む市場で40年近くにわたり販売が続けられている珍しいモデルです。

　そんなランクル70が、新たな装いや機能を身に着け、約9年ぶりに国内市場への復活を遂げました。

　新型ランクル70のボディサイズは、全長4890mm×全幅1920mm×全高1920mm。

　パワートレインには最高出力204馬力・最大トルク500nmを発揮する2.8リッターディーゼルターボエンジンを搭載し、6速ATと組み合わせています。

　もちろん基本構造には信頼性・耐久性・悪路走破性の要となる「ラダーフレーム」や「デフロック機構」などを維持しつつ、パワートレイン、操縦安定性、デザイン、安全性能、静粛性、燃費性能など、現代に求められる要素が大きくアップデートされたかたちです。

　また、新型ランクル70のユニークなポイントとして、より個性的なスタイルを演出できる様々なオプションやカスタマイズパーツが用意されている点も見逃せません。

　トヨタのカスタムパーツを数多く手掛ける「モデリスタ」ブランドは、四輪駆動車を中心に自動車用品の開発･製造を行う「ジャオス」とコラボレーションした純正カスタムパーツ「TOYOTA ORIGINAL × JAOS Selected by MODELLISTA」を展開。

　新型ランクル70のフロントフェイスを個性的に彩る「フロントバンパーガーニッシュ（消費税込、10万7800円）」は、ワイド感のある力強い造形が特徴で、縦基調の面発光LEDも搭載し、復活した同車に先進的な印象を与えます。

　また、同時装着が可能な「フロントアンダーカバー（4万6200円）」は質感の高いアルミ素材を採用。タフ感を高めて本格的なオフロードスタイルを演出します。

　メカニカルな造形が目を引く「18インチアルミホイール＆タイヤセット（44万円）」のテーマは“歯車”。奥行を最大限に活かした形状にA/Tタイヤを組み合わせることで、新型ランクル70の足元からギア感を強調する力強いセットです。

　ルーフへの荷物の積載が可能になる「フラットラックキット（ウォールバー付：22万円、ウォールバー無し：18万7000円）」も、実用性が高まる注目のオプション。サイドに取り付けるウォールバーは、シーンや積載物により形状が変更可能な脱着式で、活動範囲を広げるとともにファッション性も高い機能アイテムです。

　そのほか、専用デザインのカバーでスペアタイヤを汚れから守る「スペアタイヤカバー（2万900円）」や、ボディサイドに貼り付けることで存在感を際立たせる「ストライプテープ（6万3800円）」。力強い四輪駆動車らしい印象を出しつつ、雨の日でも室内の換気が可能となるワイドタイプの「サイドバイザー（3万9600円）」など、新型ランクル70の外装をより魅力的にするオプションは、ファンならずとも必見と言えるでしょう。

　もちろん内装用のオプションも存在し、上品な佇まいを実現する「インテリアパネルセット（6万6000円）」を用意。木目柄やブラックの樹脂をインパネ、左右レジスター、前後席のパワーウインドゥパネルに装着すれば、ステアリングと調和した上質感のある雰囲気をインテリアに創出できるといいます。

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　このように卓越した悪路走破性能や高い安全性能、そして快適な乗り心地に加えて個性的なカスタムパーツを取り揃えた新型ランクル70の車両価格（消費税込）は、480万円。すでに多くの予約が殺到しているという情報もあります。