斬新ドア採用の「i-mobility」実車展示! 話題のアイシンが凄かった! 新型「eAxle」などをJMS2023で展示へ
アイシンは「ジャパンモビリティショー2023」で、「美しい地球を守るために」をテーマに、“移動”やモビリティの未来を体感できるコンテンツを展開しています。
吉田社長 「クルマはコモディティ化しない」
自動車部品のグローバルサプライヤーであるアイシンは、「ジャパンモビリティショー2023」で、「美しい地球を守るために」をテーマに、“移動”やモビリティの未来を体感できるコンテンツを展開しているほか、プレスカンファレンスでは同社が考える移動の未来が発表されました。
2023年10月26日に行われたプレスカンファレンスでは、アイシンの吉田守孝社長が登壇。「『電動化』でかわるクルマづくり」「『知能化』による移動の感動を、すべての人に」「さまざまな移動の価値で、暮らしを豊かに」の3つの観点に沿って、同社が考える移動の未来について語りました。
「『電動化』でかわるクルマづくり」では、同社は次世代パワートレインeAxleを始め、熱マネジメントシステム、アルミ電池骨格、ギガキャスト、回生協調ブレーキや空力デバイスなど、クルマ全体にわたる多くの電動化製品を取りそろえているとして、これらの小型・軽量化、高効率化を進めるとともに、システムを統合制御することにより、BEVの航続性能、走りの楽しさや安全性を一段と向上させるとしています。
特に、BEV化の中核となるeAxleは、小型・集積化の技術でさらなる進化に向けた開発が進められており、モーター、ギア、インバーターを一つに統合した3in1の構成に、熱マネジメントシステム、電力変換器などの機能を加える「Xin1」の新型eAxleを2027年の市場投入をめざして開発中とのことです。
「『知能化』による移動の感動を、すべての人に」では、広くラインナップしている同社のドア開閉システム、自動駐車・低速自動運転で培ったセンシング技術を統合し、乗り込む人のスムーズな乗降をサポートする「ストレスフリーエントリー」や、車内にいる人の状態をセンサーで見守る「車室内の見守りシステム」など、年齢、性別、ハンディキャップの有無に関わらない、その人に合わせた安心・快適な移動を提案。
今後、これらをコネクテッド技術と組み合わせ高度化することで、位置情報や乗っている人の状態に基づき、その状況に合ったサービスで“移動”の感動を提供したいとしています。
「さまざまな移動の価値で、暮らしを豊かに」では、同社がモビリティ社会に提供する価値は、クルマの機能だけにとどまらず、社会課題の解決にもつながっているとし、アイシンの乗合送迎サービス「チョイソコ」が過疎地などの交通が不便な地域の人や免許返納後の高齢者の外出したい気持ちを高めていることを説明。同サービスは今年度中に76の自治体に拡大採用される予定だそうです。
最後に吉田社長は「私はクルマが大好きで、自動車事業に長年関わってきましたが、クルマは今後もコモディティ化しないと思います。クルマは、見て楽しい、操って楽しい、所有して楽しいもの。そういったクルマが持つ楽しさをさらに進化させながら、私たちアイシンは心をも動かすあらゆる“移動”体験により、これからのモビリティ社会に感動をお届けし、世界中の皆さまに笑顔になっていただきたいと思っています」と述べました。
そのほか、アイシンブースでは、eAxleや回生協調ブレーキ、リンク式パワードアシステムをはじめとする車体製品など、クルマの「走る・曲がる・止まる」に関わる幅広い製品をBEVコンセプト「i-mobility BEV Concept」で紹介しているほか、未来の“移動”に貢献するアイシンの技術を音と映像で迫力満点に体感できる没入型体験シアターを展開しています。
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「ジャパンモビリティショー2023」は、2023年10月26日〜11月5日(一般公開は10月28日から)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催。アイシンブースの場所は、西展示棟西4ホールです。
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