斬新ドア採用の「ミニセンチュリー」!? トヨタの「小さな高級車」がユニーク! 全長4.5m以下の珠玉セダン「オリジン」に反響集まる
トヨタが2000年に1000台限定で発売した「オリジン」は、観音開きドアや手作業工程の外板や塗装、パワフルなエンジンなど、ユニークさが際立つ「小さな高級車」でした。SNSではどのような反響が集まっているのでしょうか。
ボディは職人による手作り
トヨタが2000年に、1000台限定で販売した4ドアセダンがあります。自動車生産台数累計1億台を達成した記念モデル「オリジン」です。どのようなクルマで、SNSではどのような反響が寄せられているのでしょうか。
オリジンのベースは「プログレ」ですが、デザインは1955年発売の初代「クラウン」がモチーフとされました。初代クラウンがトヨタのクルマ作りの原点であり、オリジン(Origin)の名前もここから来ています。
フロントは、初代クラウンをイメージしたグリルに加え、丸いヘッドライトにメッキのバンパーを装着。
リアドアも初代クラウンと同様に、後ろヒンジ式を採用し、いわゆる「観音開き」としました。
リアの窓も、初代クラウンのようにピラー側に大きく湾曲した曲率の強いガラスを使用。リアフェンダーも初代クラウンのような峰が走り、テールランプも後期モデルの造形をトレースしていました。
外板や塗装は手作業の工程もありましたが、これを可能としたのが、最上級セダン「センチュリー」の生産を担うトヨタの職人(クラフトマン)です。オリジンの手作業工程は、技能伝承も兼ねていました。
内装は、ダッシュボードのデザインはプログレを踏襲しつつ、本革シートや本木目パネルなどが備えられ、外観に負けぬクラフトマンシップを感じることができました。
パワートレインは、ノスタルジックな外観とは裏腹に、215psを発揮する3リッター直列6気筒エンジンを搭載しています。
ボディサイズは、全長4560mm×全幅1745mm×全高1455mm、ホイールベースは2780mmです。
SNSでは、このオリジンについて「1000台は少ない」「懐かしいなぁ。カタログは手に入れました」「濃紺も良いですが、薄いブルーが欲しい色でした」と、当時欲しかったとする声が複数ありました。
また、「観音開きがおもしろそう」「程度の良い個体があるなら手に入れたい」と、現在も興味を抱く投稿も。
さらに、「プログレでも充分ゴージャスだった」「樹木希林さんの愛車でしたね」など、オリジンにまつわる関するエピソードを振り返る人もいました。
オリジンの700万円という価格は2000年当時としても国産車として高額でしたが、トヨタの高い技術力が詰まった「適度で乗りやすいサイズの、小さな高級車」として魅力あるれるクルマでした。
ほんと、トヨタはインパネが萎える。
小さなセルシオぐらいが妥当ちゃいます?