2023年10月6日に六本木でトヨタ新型「クラウンシリーズ」の4モデル揃って初めて一般公開されました。
　
　その中で以前から話題となっている新型「クラウンセダン」は2023年11月の発売を予定しておりますが、どのような反響が寄せられているのでしょうか。

　2022年7月、16代目となるクラウンシリーズが発表されました。

　その際に、セダン＋SUVを融合させた「クラウンクロスオーバー」、走りを予感させる「クラウンスポーツ」、正統派セダンの「クラウンセダン」、ラージSUVかつ久しぶりの名称復活となった「クラウンエステート」という4タイプがお披露目されます。

　2022年9月にはクラウンクロスオーバーが発売。その後2023年4月には「クラウンスポーツ」「クラウンセダン」「クラウンエステート」の発売時期が明かされました。

　その中でもクラウンセダンは2023年11月に発売されます。

　これまでのクラウンはショーファーカーとしてのニーズも高く、お抱えの運転手が運転をし後部座席に政府の要人や企業の役員などを乗せるVIP向けのクルマとしても知られています。

　今回新発売されるクラウンセダンは、セダンのイメージが強いクラウン独自の伝統を上手く継承しているクルマです。

　正統派セダンとして高い走行性能と快適な乗り心地、くつろぎ感のある後席空間が特徴で、個人使用からビジネスシーンまで幅広い使用用途で活躍する新世代のフォーマルセダンとなります。

　ボディサイズ（開発目標値）は全長5030mm×全幅1890mm×全高1470mmと堂々とした存在感あるものとなっており、ホイールベース3000mmとクラウンクロスオーバーと比較しても150mm長い仕様となっています。

　ボディカラーはモノトーンのみとなり、ホワイト／ブラック／シルバー／メタリックグレー／ネイビー／ブロンズの6種類から選べるようです。

　エクステリアはフロントに横一文字ライトを採用するほか、大型の縦型グリルが威厳を感じさせ、インテリアはブラックとブラウンの2色となり、コンソールやインパネ、ドアトリムなどに木目パネルを採用しています。

　またインテリアの随所には歴代クラウンにも採用されたアシスタントグリップや王冠マークが装着されるなど「クラウンらしさ」を継承。

　クラウンセダンに設定されるパワートレインは、HEV（ハイブリッド）とFCEV（燃料電池）の2種類であり、駆動方式はどちらも後輪駆動を採用しています。

　これまで中国のモータショーやスーパー耐久、新型「センチュリー」の発表会など様々な場所でクラウンセダンが展示されてきました。

　その度にSNSでは「やっぱりクラウンはセダンが良い」、「やっぱりセダンだね…かっこいい…」、「見た目も内装もクラウンらしさを継承してる」、「フロントグリルの存在感がやばい」といった声が見受けられました。

　そうした中で、販売店にはどのような声が届いているのでしょうか。首都圏の販売店は次のように話しています。

「今回のクラウンセダンはデザインや機能は、従来モデルに食わべて刷新されていますが、需要としては4タイプの中で最も従来のクラウンの使い方に近いモデルになるかと思います。

　そのため、これまでクラウンを愛用頂いていた法人のお客様からの問い合わせが多い印象です」

　さらに、別の販売店の担当者は次のように話します。

「クラウンセダンは全長が5mを超えていることから、自分の駐車場に駐車可能かを気にされるお客様が一定数います。

　実車がまだ出ていないので正確にお答えすることはできませんが、『クラウンセダンがよかったけど駐車場の面で難しそうだからクラウンクロスオーバーにする』といったお客様もいました」

　ショーファーカーニーズに対応する正統派セダンとして登場が控えるクラウンセダン。

　発売後、ユーザーからどのような反響が寄せられるか期待が高まります。

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　なお六本木でのイベントは、10月6日に招待イベントとして「CROWN STYLE TALK SHOW」と「CROWN WARMING PARTY」が行われます。

　その後、10月7日・8日には「CROWN STYLE PARK」として4つのモデルが体感出来るイベントが行われる予定です。