えっ…!「体調不良」がまさかの「交通違反」に!? 「つい…」じゃ済まない! 慣れない「週末ドライバー」が気を付けるべきポイントとは
速度域の高い高速道路では、ちょっとしたきっかけから大事故につながる場合があります。なかには、ドライバーの急な疾患が原因となるケースもあります。気を付けるべき点はどこにあるのでしょうか。
「まさか…!」の事態が重大な事故につながるリスクも!
大型連休などには、日頃あまりクルマを運転しない人も含め、高速道路を利用して長距離ドライブをする機会が増えます。
高速道路では、ドライバーのちょっとした不注意による「うっかり違反」が大事故につながる可能性がありますが、なかには急な疾患による違反がきっかけのケースもあるといいます。
ドライバーが過労や睡眠不足だと、通常よりも注意力が低下することは明白です。
長距離ドライブへ出かける場合、いつも以上にしっかりした睡眠や休息をとって事前に体調を整えるのは、ハンドルを握るドライバーの義務といえます。
運転中も無理をせず、意識的に定期的な休憩をはさみ、体調管理には十分に配慮するようにしましょう。
また一方で、運転中に起こる発作や急な体調不良による意識低下や、運転前に服用した薬による眠気や倦怠感などの副作用の症状が原因と見られる交通事故の報告などが、近年増えてきているといいます。
道路交通法第66条によれば、「何人も、過労、病気、薬物の影響その他の理由により正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない」と記載されています。
過労や、薬の副作用などによって正常な運転ができない可能性がある場合、運転すること自体が禁止されていることを忘れてはいけません。
反対に、薬の飲み忘れで体調不良を引き起こし、運転に影響を及ぼす心配のある疾病もあります。
2011年、栃木県で発生した大型クレーン車による痛ましい交通事故において、てんかんの持病を持つ運転者が薬の服用を怠っていたことが原因とされ、大きな話題となりました。
このほかにも高血圧や喘息の吸入治療、脳梗塞、目の疾患など、定期的な薬の服用が求められるケースに加え、急な疾患など、さまざまな事象が正常な運転行為に影響を与える可能性があります。
高速道路を走行中に、万が一急な体調不良になったとしても、ただちに駐停車することができません。
ドライバーは運転前の体調確認をしっかり行うとともに、薬の服用とクルマの運転の関係を理解したうえで、安全運転を心がけましょう。
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ちょっとした違反や運転ミスがきっかけで、移動速度の速い高速道路ではまわりのクルマを巻き込む大きな事故につながる危険があります。
そして高速道路は一方通行ですから、もしなにかトラブルがあったとしても、急なUターン、バックは厳禁ですし、万が一に緊急停車をするとしても、後続車などから十分に安全を確保する必要があります。
運転する際には、交通ルールを守り、安全運転に努めるのはもちろんのこと、体調面についても万全を期したうえで乗車する必要があるといえるでしょう。
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