運転免許の「認知機能検査」、その中身とは 成績次第で免許更新不可 意外と難しい?
認知機能検査、その中身とは?
実のところ、認知機能検査の内容は公表されています。警察庁のサイトをチェックすると、テスト用紙さえ公開されています。それを見てみると、テストは3部構成となっていました。「時間の見当識の点」「手がかり再生の点」「時計描写の点」のみっつです。
「時間の見当識の点」は、現在の時間をどれだけ認識しているかを問われます。「手がかり再生の点」は記憶力。そして「時計描写の点」は実際に時計を描くというテストです。そして、このみっつの中で、約6割の点数を配分するのが「手がかり再生の点」です。
最も比重が置かれている「手がかり再生の点」ですが、具体的にはどのようなテストなのでしょうか。以下は実際に出題されている内容です。厳密にいえばほかのふたつのテストで挽回することも可能ですが、75歳以下であればここで軽々と合格ラインを超えておきたいところです。
まず、この画像に示したような、1枚に4点の絵が描かれたパネルが4枚提示されます。実際のテストでは、パネルは1枚ずつ提示されます。このパネル1枚につき1分で絵柄を覚えてください。そして、数分間(おおむね2分)の時間をおいたら次に進んでください。