トヨタの全長5m超え「クラウンSUV」がスゴい! 王冠マーク付いた「クラウンクルーガー」に乗った印象は? 日本じゃ乗れない激レアモデル!
マジで激レア体験! クラウンクルーガーに試乗した感想は?
そんなクラウンクルーガーですが、今回は中国の現地自動車メディア「mewcars」協力のもと、トヨタが中国で販売するクラウンクルーガーの試乗が実現しました。
なお、中国では日本の免許証および日本で発行された国際免許証で運転することは不可となっているため、試乗は広い公園内の限定された道路で行っています。
今回試乗したクラウンクルーガーはハイブリッド車ということもあり、出だしの加速は非常に滑らか、騒音や振動もさすがはトヨタのハイブリッドと感じるほどの静粛性を誇ります。
またスタートした場所は砂利が敷かれた場所で凹凸もたくさんありましたが、そのような軽い悪路であっても実に安定した乗り心地を提供してくれました。
不快感なくどのような状況でも安心感は絶大で軽々と突き進んでいくことができます。

一方で、内装は通常のハイランダーと基本的に同一であることから、「クラウン」の名前を冠するには少々高級感が足りないとも感じました。
また、他の最新の中国製EVに比べるとやはり、デザインやレイアウトに新しさがなく、センターディスプレイの反応やリアビューモニターの画質もイマイチでありここは少々残念です。
クラウンクルーガーは「本家クラウン」である「クラウンクロスオーバー(中国名:クラウンスポーツクロス)」の登場までの繋ぎとして当時は投入されたのだと推測できます。
それでも、ハイランダーと比べてよりスポーティで若々しい見た目を持つフロントマスクは唯一無二の存在感をはなっており、比較的保守的なデザインを持つ一汽トヨタのラインナップの中ではかなりの異彩を放ちます。
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中国では2.5リッターハイブリッドの前輪駆動が27万7800元(約542万7000円)、四輪駆動が29万4800元(約575万9000円)。
そして2リッターターボが31万8800元(約622万8000円)から販売されています。
ベースとなるハイランダーが登場から4年経っていることに加え、他の中国メーカーから同じ車格の競合車種が続々と投入されていることを考えると、よりニーズに則したアップデートが必要となると考えられます。
Writer: 中国車研究家 加藤ヒロト
下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。













































