まさかの「“軽”GT-R」存在!? 鮮烈ブルーも印象的な“珍車”登場! 驚きの「ベース車両」とは

伝説的な存在の日産「スカイラインGT-R」。なかでも1999年から2002年にかけて生産された5代目、通称R34は、中古車相場が高騰しており、数千万円で取り引きされることもあります。そんなお宝モデルの顔つきが印象的な“カスタム軽自動車”を北海道の中古車販売店で発見しました。どのようなモデルなのでしょうか。

GT-R顔の“軽”現る

 国産車最強の名をほしいままにした日産「スカイラインGT-R」。なかでも1999年から2002年にかけて生産された5代目、通称R34は、中古車相場が近年、青天井のごとく高騰しており、仕様と程度によっては数千万円で取り引きされています。

 そんなお宝モデルの顔つきが印象的な“カスタム軽自動車”を北海道の中古車販売店で発見しました。

なにこれ! 「“軽”GT-R」の正体は?
なにこれ! 「“軽”GT-R」の正体は?

 車種はホンダ「ライフ」の派生モデル「ライフダンク」(2002年式)です。1990年代にスズキ「ワゴンR」が開拓した軽ハイトワゴン市場にホンダが投入したライフは、女性を中心に人気を得ましたが、競合車がターボを設定しているのに対して、NAのみの設定でした。その弱点を補うかたちで2000年に追加されたターボモデルがライフダンクというわけです。

 今回のGT-R顔ライフダンクは2002年式で、グレードは「TR」、駆動方式は4WD、トランスミッションは3ATです。走行距離は約10.2万km、修復歴はなしとなっています。

 車体本体価格は63万円で、諸費用含めた総支払額は70万円だといいます。

 それにしても21年落ちのライフダンクを、なぜ今、GT-R風にしたのでしょうか。販売店の代表は経緯について以下のように話します。

 「10年ほど前にやろうと思って、ライフダンク向けのGT-R風キットを仕入れたのですが、いろいろあって、頓挫しました。

 GT-R風キットはそのときからずっと在庫として眠っていて、今年に入って知り合いを通じて4WDのライフダンクを仕入れることができたので、やることにしました。半ば気まぐれですね」

 ライフダンク向けのGT-R風キットは、フロントバンパー、サイドステップ、リアバンパーで構成されています。同中古車はその装着だけにとどまらず、ボディカラーもR34を象徴するベイサイドブルーのような塗装が施しています。

「ボディカラーはGT-Rの純正色ではありません。塗料が足りなかったので、内側は塗っていません。なのでドアやボンネットを開けると、もとの色が分かります」(同店代表)

 迫力の顔つきにふさわしく、ホイールはRAYSが誇る鍛造スポーツの最高峰ブランド、ボルククレーシングを装着しているのもポイントです。ところでお客さんからの問い合わせはどうなのでしょうか?

「ないです。だって価格が高いですからね。ボルクレーシングのホイールを外してよろしければ、お安くしますよ」(同店代表)。それでも売れなかったら、代車にするそうです。

【画像】まさかの“GT−R顔”! 世にも奇妙なホンダ「ライフダンク」を画像で見る(28枚)

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