日産を変えたカルロス・ゴーン氏、CEO退任までの18年間の功罪
ゴーン氏が日産CEOを退任しました。経営危機に陥っていた日産はこの18年間でどのように息を吹き返し、そしてどう変化したのでしょうか。
グローバル企業への成長と、その一方で失ったものとは
2017年現在の日産はどうなったでしょうか。2016年の実績を見ると、年間生産台数は約555万台。会社の規模は2倍に成長しました。三菱自動車をアライアンスに加えることで、世界3位のポジションも手に入れています。ゴーン氏は18年の日産在籍で、大きな成果を残したのです。
一方、日本市場はどうでしょうか。日産の2016年の国内販売は約38.5万台。軽自動車を含むと約53万台です。シェアは11%から12%程度。かつては100万台を国内で販売し、シェア20%を誇った日産としては寂しい数字です。世界での成長を横目に、日本市場は縮小してしまいました。
ただし、日本市場自体の元気のなさも理由のひとつでしょう。1990年代の後半の日本は、年間500万台もクルマが売れていました。しかし、現在は320万台規模。全体のパイ自体が小さくなっているのです。斜陽の日本市場はそこそこに、グローバルで儲けるという会社に日産を育てたのがゴーン氏の仕事だったのでしょう。
経営者としては正しいのかもしれませんが、日本に住む人間としては、もう少し日本市場に力を入れてほしいものだと思うのが正直なところです。
【了】
提供:乗りものニュース
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