トヨタ「ハイエース」なぜ購入した? ライバル「キャラバン」とは何が異なる? オーナーが重視した決定的な違いとは
トヨタ「ハイエース」と日産「キャラバン」を検討した結果、ハイエースを購入したオーナーに「なぜハイエースを選んだのか」という点をインタビューしてみました。
永遠のライバル「ハイエース」と「キャラバン」
日本のビジネスシーンでよく使用されているトヨタ「ハイエース」と日産「キャラバン」は、プロユースだけでなく個人ユースとしても近年人気があります。
キャブオーバーのワンボックス型商用バンでは、実質ハイエースかキャラバンの二択になっており、どちらを購入するか迷っている人もいるでしょう。
どちらも優れたポイントを持っているのですが、販売面ではハイエースのほうが高いシェアを誇っている状況です。
そんななか、両車を比較検討した結果、ハイエースの購入に至ったオーナーに話を聞いてみました。
Tさん(30代会社員)は、以前はコンパクトSUVに乗っていましたが、子供が大きくなり、より多くの荷物を載せて移動できるクルマが必要になったそうです。
「クルマを下取り査定に出したときに高値が期待でき、緊急で資金が必要になった場合にも資産としての価値があり、ライフステージの変化に臨機応変に対応できるクルマということと、300万円付近で購入できる金額という条件で絞り、ハイエースまたはキャラバンの購入を検討しました」
確かに、子育て真っただ中のTさんにとって大きな室内空間を持つハイエースやキャラバンは魅力的といえ、将来的に子供が大きくなっても、カスタマイズをすることで多種多様なシーンで両車は活躍するでしょう。
そんななか、Tさんがハイエースかキャラバンかで悩んだポイントは、主に「金額面」と「オプション設定」だったといいます。
まず金銭面では、欲しいグレード同士を比べると、ハイエースのほうが少し安かったとのこと。
Tさんは2リッターガソリンモデルを検討しており、「ハイエース スーパーGL(ベース車両)」が314万5700円だったのに対して、「キャラバン プレミアムGX」が316万3600円と、ハイエースが1万7900円安く設定されています。
300万円を超えるクルマの購入で、1万7900円の差はわずかかもしれませんが、それだけあればアマゾンなどでフロアマットが買えるといい、価格が安いという点もハイエースに決めた理由のひとつになったそうです。
次に「オプション設定」ですが、Tさんは「キャラバンにはないオプション設定が、ハイエースにはあった」といいます。
具体的に、「ワンタッチオートスライドドア」と「LEDフォグランプ」です。
ワンタッチオートスライドドアは、「電動パワースライドドア」とも呼ばれるもので、ミニバンでは両側電動スライドドアが標準装備されているほか、最近は軽自動車でも装備されます。
キャラバンをディーラーに見に行ったときに日産の営業マンから、キャラバンはワンタッチオートスライドドアのオプション設定はあるものの、助手席側だけに装着されるという説明を受けたとTさんはいいます。
一方、ハイエースは両側パワースライドドアがオプションで選択可能で、また、奥様の「小さい子供が乗り降りするのに、両側電動パワースライドドアが必須条件。雨の日に子供を抱えて傘をさして手動でスライドドアを開けるのは厳しい」との意見もあり、ハイエースのほうが適していると判断したそうです。
また、普段は眼鏡をかけて運転しているTさんは、夜間は路面が見えにくくなることから、LEDフォグランプも装着したいオプションのひとつ。
キャラバンにもLEDフォグランプの設定はあるのですが、プレミアムGXではオプション設定で、6万円から7万円の追加費用が必要になるのに対し、ハイエース スーパーGLは標準装備なので車両価格に含まれているのです。
欲しいグレード同士で標準設定されている装備の違いも考慮したうえでも、ハイエースのほうが魅力的だったというわけです。
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永遠のライバルともいえるハイエースとキャラバンですが、似たようなモデルに見えても、細かい点において装備や機能などが異なります。
また今後も各モデルの一部改良時や、特別仕様車の追加時に、ライバル車へ対抗するための装備追加が行われる可能性もあります。
購入する際は、見積もり上で値引きや下取りの条件などを踏まえながら、クルマに何を求めるかという観点でも、両車をじっくり見比べる必要があるでしょう。
フォグ有り無しでそんなに視認性に差があるの???
こんな記事を信じてはいけない。リセールバリューや見た目、評判だとハイエースしかない。
比べるまでもない
購入する車種は決まっているが、同クラスなのでイチオー検討してみた。って感じだろうね。