全国各地には珍しい構造になった道路や施設が存在します。
　
　なかでも、東京にある高速道路上にある変わった施設に関して、SNSでの投稿が話題となっています。一体どんな内容なのでしょうか。

　ハック3LDK（@towerhack）さんは、以下コメントとともに1枚の写真を投稿。

「テニスコートが六本木通りとさらに首都高渋谷線の上に設置されてる。

　どのような経緯でこうなったのか？ そして権利はどうなっているのか？

　それにしてもすごいところにあるテニスコート。テニスボールが首都高とかに落っこちてきそう」

　投稿された1枚の写真には、首都高速3号渋谷線とその両脇を走る六本木通りが写し出されていますが、この2つの道路の上にテニスコートが設置されている様子が見受けられます。

　実際に地図でみると、首都高速3号渋谷線と六本木通りが並ぶ道路に青山トンネルがあり、その上に青山学院が所有していると思われるテニスコートが設置されています。

　地図で見た限り、テニスコートのフェンスはかなり高く設計されているとうかがえます。

　一見すると、テニスボールがうっかり道路へ落ちてしまいそうにも感じられますが、実際に現地で見てみると、テニスコートの上部にもネットが貼られているようです。

　今回の投稿について、ハック3LDKさんは以下のように話します。

「もともと職場が（渋谷駅近くの高層ビル）渋谷スクランブルスクエアの高層階にあり、その関係で渋谷を一望できます。

　前からこのテニスコートは見ていたんですが、よくよく見るとテニスコートが首都高と六本木通りの上という不思議な場所にあるもんだなと気づきました。

　私もテニスコートの下の青山トンネルを通るので、トンネルの上がテニスコートだったことに気づき、意外と知らない人もいるのでは？ということで投稿しました」

　SNSでは6万件を超える「いいね！」のほか、多くの反響が寄せられています。どういった声が寄せられていたのでしょうか。

　これについてハック3LDKさんは以下のように話します。

「多かった反応としては『トンネルを通っていたけど上に何があるか知らなかった』『考えたこともなかった』といった声が多かったです。

　なかには、ここでテニスをしていた青学生（青山学院の学生）や、ここでテニスの試合や練習をしていたユーザーが懐かしいと反応もありました。

　このほか土地の歴史を調べてくれた方や、登記を取り寄せてくれた方などもいらっしゃいました」

　意外な場所にテニスコートが設置されているとのことで、今回の投稿ではユーザーから驚きの声が多く見られました。

※　※　※

　投稿後の感想について、ハック3LDKさんは以下のように話します。

「まさかの反響で大変驚いています。

　でもあの投稿をきっかけに私が知らなかったあそこにテニスコートができた経緯や歴史を知ることができ、またあの土地の権利や構造も知ることができ…ツイッターってすごいって思いました。

　一方で、あそこでテニスをした方々の思い出の反応を知ることもできてとても嬉しかったです。ありがとうございました」

［※編集部注記：表現に誤りが確認されたため、2023年6月14日に文字の一部を修正しました］