日産「豪華オシャレ内装SUV」がスゴい! 約400馬力の爆速モデルも設定!? ライバル増加のなか「アリア」の魅力は?
SUVタイプのEVが増えているなか、日産「アリア」にはどのような魅力があるのでしょうか。
広々オシャレ内装に「GT-R」譲りの走行性能も?
各社がEVラインナップを増やす中で、日産は現在2代目「リーフ」、クロスオーバーSUV「アリア」、軽自動車「サクラ」を展開しています。
なかでもアリアは上級モデルに位置づけられますが、どのような点が特徴なのでしょうか。
アリアは、日産が2020年7月15日に世界初公開したSUVタイプのEVです。
2009年の初代リーフ登場以来、日産が培ってきたEV製造ノウハウと最新のコネクテッド技術を組み合わせています。
日本では2022年1月27日に発売されましたが、そのほか米国市場をはじめ、グローバルにも展開。
ボディサイズは全長4595mm×全幅1850mm×全高1655-1665mm。同じSUVタイプのトヨタ「bZ4X」と兄弟車のスバル「ソルテラ」よりも小さなボディサイズです。
新開発のEV専用プラットフォームを採用したことで短いオーバーハングを可能とし、シンプルでありながら力強さやモダンさが表現された先進的な外観を表現しています。
先進機能としては、「プロパイロット2.0」や「プロパイロット リモート パーキング」を採用したほか、Amazonが提供する音声サービス「Amazon Alexa」を搭載するなどコネクテッドサービスにも対応しています。
ラインナップとして、「B6(66kWhバッテリー搭載モデル)」「B9(91kWhバッテリー搭載モデル)」を設定し、それぞれ2WDと4WD「e-4ORCE」の計4タイプのパワートレインを用意。
そんなアリアですが、3車種を展開している日産EVではどのような点が特徴なのでしょうか。日産の販売店スタッフは以下のように話します。
「まずは広い室内空間を実現していることです。専用プラットフォームによる低いフロアが特徴で、前席では左右間でウォークスルーが可能となりました。室内デザインも上級モデルらしく、先進性と伝統を感じさせるものとしています」
室内空間は機械的に面積を多くとるエンジン車と違い、パワートレインをコンパクトにまとめられることが可能というEV車の特徴が活きたものとなっています。これにより、Cセグメントのボディサイズでありながら、ワンクラス上のDセグメントレベルの広い室内空間を確保したと言います。
日本語の「間(ま)」をキーワードとしてデザインされたインテリアは、日本の美を意識した組子模様を採用。3種類のインテリアカラーはシックな色を用意しています。
さらに、EVらしい静粛性をより向上させるために遮音材を多く用いることで、高級感あふれるラウンジのような心地よい空間となりました。
また、先出の販売店スタッフは「SUVらしく強力なパワートレインを採用したことで、力強い走行も可能です」と話します。
パワートレインは先述の通り4タイプを用意しますが、高出力仕様となるB9・e-4ORCEでは、最高出力290kW(約394馬力)・最大トルク600Nmを発揮。
さらに、日産が最も先進的だとしている電動4輪制御技術「e-4ORCE」を採用しており、スーパースポーツ「GT-R」で採用されたATTESA(アテーサ) E-TSや、悪路走破性能が評価されている「エクストレイル」のインテリジェント4×4システムなどから得たノウハウを持っている技術です。
前後に搭載される2基のモーターにより、それぞれのトルクを個別にコントロールすることができ、加速時のトラクション性能および減速時においても前後のモーターそれぞれで回生量を調整。ブレーキ時のクルマの沈み込みを減少させるなどといった車体の揺れを抑える制御を行います。
さらに、コーナリング時に前後のトルク配分を適切に調整しながら、4輪のブレーキを個別制御することで、ステアリング操作に忠実かつ滑らかで心地よいハンドリングを楽しめると言います。
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bZ4Xやソルテラだけでなく、近年ではレクサス「RZ」や「UX300e」なども登場し、徐々にライバルに近いモデルが増えてきました。
アリアは比較的コンパクトなボディサイズながら、EV上級モデルとして広々として質感の高いインテリアを採用し、GT-Rやエクストレイルで磨かれた四駆技術をはじめとする高い走行性能が特徴としており、これらのモデルとどう競合していけるかが注目されます。
なお、日産の販売店スタッフはアリアの納期について、「半導体不足による部品調達の不透明性から、現在全国的に受注を停止しており、再開時期についても未定です」と話しており、アリアを検討するのであれば、日産販売店からこまめに情報をもらうことが賢明でしょう。
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