「車検」の基本 2017年2月の審査基準厳格化でどう変わった?

2017年2月から審査基準「厳格化」、どう変わった?

 2017年2月から、車検における保安基準適合性審査を担う自動車技術総合機構の基準が一部変更されています。メーターパネルにある5種類の警告灯(前方エアバッグ、側方エアバッグ、ブレーキ、ABS、原動機)が点灯したり、警報ブザーが鳴ったりしたままの車は、車検を受け付けてもらえなくなりました。

 自動車技術総合機構は、「5種類の警告灯については、法律で定められた車両の保安基準に記載がなかったり、車種や年式によって適合・不適合の基準が異なっていたりして、点灯していても車検に通るケースがありましたが、今回、一律の基準を定めました。これらに限らず警告灯の点灯は何らかの異常が生じていることを示しているので、点検整備したうえで審査を受けてください」といいます。

 この変更は現場にどう影響しているのでしょうか。民間指定整備工場のオヤマ(栃木県宇都宮市)は「警告灯が点灯している場合は、車検前の点検整備で解消するようこれまでも勧めていたので、特に変わったことはありません」といいます。ただ同社も、また自動車技術総合機構も口をそろえ、有効期限ギリギリを避けて「余裕をもって車検に臨んでほしい」と話しています。

【了】
提供:乗りものニュース

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