関東ではほぼ聞かない「モータープール」 なぜ関西では今でも使われる? どんな意味があるのか

どのような駐車場がモータープールと呼ばれるのか?

 現在では、月極駐車場を中心にモータープールと呼ばれていますが、その言葉にはっきりとした定義はないようです。

 たとえば、コインパーキングも現在モータープールと呼ばれる名称のひとつになっています。

 コインパーキングは1990年代に誕生したものであり、はじめはモータープールとして運営されていた駐車場がコインパーキング化したというケースもあります。

 モータープールの意味には事実、コインパーキングのように時間貸というニュアンスがあるようです。

自動車メーカーなどの生産車を保管する場所を「モータープール」と呼ぶこともある
自動車メーカーなどの生産車を保管する場所を「モータープール」と呼ぶこともある

 一方、店舗や施設に併設された一時利用の駐車場をモータープールと呼ぶことはないようです。

 また、戸建住宅の駐車場もモータープールと呼ばれることはありません。

 つまり、モータープールとは「複数のクルマを一定期間において駐車する場所」とも認識することができるでしょう。

 また、モータープールと呼ばれる駐車場には、何か特殊な機械設備や専用システムがあるという訳でもないようです。

※ ※ ※

 モータープールは戦後の日本で、米軍の軍用車を溜めておく場所として認識されていました。

 時代と共に東京では廃れていき、大阪では言葉の意味が変わりながらも残り続けました。

 現在では、大阪を中心に月極駐車場や時間貸しの臨時駐車場のことを意味しています。

 しかし、モータープールという名称は現在減少傾向にあるようで、大阪でも若者を中心に「パーキング」と呼ぶのが一般的になりつつあります。

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