レクサス新型超高級ミニバン「LM」のシートは「ファーストクラス並み」!?「富裕層」好みの豪華すぎる内装とは
レクサスが2023年秋に日本導入を予定している新型高級ミニバン「LM」最大の特徴は、4人乗り仕様車の後席空間でしょう。どんな贅沢な空間が広がっているのでしょうか。
超富裕層が望む「理想の内装」を実現!
レクサスが新型高級ミニバン「LM」を世界初公開しました。
2代目にフルモデルチェンジするLMですが、この新型モデルは日本でも2023年秋に発売される予定となっています。
外観は、レクサスの最新デザインである「スピンドルボディ」を採用し、高級感と迫力を兼ね備えたダイナミックなデザインとしながら、内装はゴージャスなインテリアが特徴です。
日本仕様は3列シート6人乗り/7人乗りに加え、2列シート4人乗りもラインナップ。VIP仕様の2列シート4人乗りは前席2座、後席2座となり、後席側は贅沢な室内空間が広がります。この超VIPな後席にはどのような特徴があるのでしょうか。
レクサスが目指したのは、リビングルームのような快適さと、モバイルオフィスのような利便性を併せ持つ、ほかのどのクルマにもないファーストクラスのインテリアだったといいます。
新型LMの開発において、レクサスがプライベートジェット機メーカーや超富裕層を対象に調査をおこなった結果、ユーザーが最高の贅沢を感じるのは、「周囲の環境が心身ともに完全にリラックスさせてくれること」だったそうです。
ショーファードリブンミニバンの新型LMは、後席の乗員がゆったりと移動できることを考慮して、48インチ大型ワイドディスプレイを備えたパーティションによって前席と後席が区切られています。なお、このパーティションには冷蔵庫や各種収納なども内蔵されたほか、乗降をアシストするグリップも備わります。
ホワイトのインテリアカラーを用いることで車内を明るく演出するとともに、ドアトリムやセンターテーブルなどのブロンズアクセントがラグジュアリー感を高めました。
さらに、間接照明を採用することで、車内の造形や素材の美しさを際立たせるだけでなく、リラックスできる空間を実現。イルミネーションは14色のテーマカラーと好みに合わせて選べる50色のカスタムカラーの計64色を用意しています。
左右独立したキャプテンシートは体を包みこむようなたっぷりとした造りとなっており、まるで飛行機のファーストクラスに座っているかのようにリラックスして着座することができます。
レクサスとして初めてアームレストやオットマンにもヒーターを装備。パーティション上部に取り付けられた後席専用の「温熱感IRマトリクス」が乗員の周辺温度を検視することで、エアコンやシートヒーターを自動調整し、快適な温度に保つ機能が搭載されます。
また、後席のコンソールアームレストには2つのリアマルチオペレーションパネルが備えられており、シートの調整やリアクライメートコンシェルジュ、オーディオなどの操作を左右の席でそれぞれ操作することが可能です。
アームレスト内にはノートPCが操作できるサイズのテーブルを内蔵。この折り畳み式のテーブルも飛行機で目にする、サイドポケット部に格納されているテーブルを連想させる作りです。
テーブルの天板は滑り止めや傷付き防止の機能性を持たせた表皮巻きとしており、車内でパソコンを操作するときに滑らないような工夫が施されました。
車内装備の操作は音声コマンドでも可能で、たとえば、「ヘイ、レクサス」の声掛けで後席窓のシェードを開閉することができる機能も搭載しています。
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究極のVIP空間を実現した新型LMですが、乗り心地も向上しているといいます。
通常、スライドドア車はドア開口部が広いことから剛性確保が難しいのですが、プラットフォームの刷新や補強材などで強化することで、従来比約1.5倍のボディねじり剛性を確保しました。
これに加えて、後席の快適性を重視したドライブモードセレクト「リア コンフォート」モードを採用したのも新しい取り組みのひとつ。
電子制御でサスペンション特性の調整が可能なAVS(アダプティブバリアブルサスペンション)の減衰力特性は、後席の乗り心地を優先しつつもアクセルやブレーキを統合制御することで、加減速時の姿勢変化が少なくなるようにセッティングしたほか、静粛性にもこだわって、より快適な室内空間を実現しました。
パワーユニットは2.5リッター直列4気筒ハイブリッドに加えて2.4リッター直列4気筒ターボハイブリッドを設定しており、日本では新たに設定された2.4リッターターボハイブリッドの4人乗り仕様から導入される予定になっています。
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