三菱の新型軽SUV「デリカミニ」が正式デビュー! 発売前からファミリー層に「モテモテ」!? 早くも人気の理由とは

2023年4月6日、三菱はSUVテイストの新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」を正式発表しました。およそ3か月の先行予約で約9000台を受注したという、人気の秘密を探ります。

同コンセプトの軽「eKクロス スペース」とはどこが違ったのか

 三菱は2023年4月6日、新型軽自動車「デリカミニ」を5月25日より正式発売すると発表しました。
 
 高い実用性と広い室内空間を誇る同社の軽スーパーハイトワゴン「eKスペース」をベースにした派生モデルですが、内外装デザインはまったく異なり、アクティブなSUVテイストで仕上げられているのが特徴です。

ゴツさの中に光るヤンチャなヘッドライトがカワイイ! 「eKクロス スペース」とは大きくイメージを変えた三菱 新型「デリカミニ」
ゴツさの中に光るヤンチャなヘッドライトがカワイイ! 「eKクロス スペース」とは大きくイメージを変えた三菱 新型「デリカミニ」

 新型デリカミニは、1月に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されたカスタムカーイベント「東京オートサロン2023」会場で先行披露されました。その後も各地で展示され、ユーザーの反応も上々だといいます。

 三菱は、東京オートサロン2023開幕と同時に受付を開始した予約注文において、4月5日までに約9000台の受注を獲得したと明らかにしています。

 正式発売前にもかかわらず、新型デリカミニはどういった点でユーザーから支持を集めたのでしょうか。

 新型デリカミニが属する軽スーパーハイトワゴンのカテゴリーは、高い背を活かした広い室内や、後席両側スライドドアといった使い勝手の良さから、ファミリー層を中心に人気を集めています。

 そんなファミリーたちのなかで今、キャンプに代表される「アウトドアレジャー」が大きなブームとなっています。

 新型デリカミニは、こうした時代のトレンドの波に対応。ベース車の実用性の高さはそのままに、アウトドアで映えるタフなデザインや、使い勝手の向上を図ったのです。

 しかし三菱は、eKスペースが6年ぶりのフルモデルチェンジを迎えた2020年2月、力強いSUVテイストの「eKクロス スペース」をすでに設定し、トレンドを先取りしていました。

 eKクロス スペースは、兄貴分のクロスオーバーミニバン「デリカD:5」と共通するデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用したのが大きな特徴でした。

 水平基調のグリルと垂直のメッキバーを組み合わせた、存在感の強いフロントデザインを与えたほか、ボディサイドにもブラックのサイドシルガーニッシュとホイールアーチを加え、スクエアなフォルムと共にSUVテイストを強めるなど、eKスペースに対し多くの変更点を加えた力作といえます。

 ところが、新型デリカミニの商品企画を担当した三菱 商品戦略本部 CPSチーム 商品企画 主任 森 智行氏は、次のように話します。

「eKクロス スペースでは、軽スーパーハイトワゴンユーザーのボリュームゾーンであるファミリー層をメインに見据えながら、子どもが巣立ったご夫婦なども主なお客様と想定しました。

 ところが実際には子離れ世代のお客様がメインで、ファミリー層の比率はそこまでではありませんでした」

 三菱が調査を行ったところ、ファミリー層、特に軽で比率の高い女性ユーザーのなかで、存在感の強いマスクに対し好みがはっきりと分かれたようです。

 一方で、ライバルの軽メーカー各社も、自社の軽スーパーハイトワゴンシリーズに同様のSUVテイストを加えたモデルをラインナップし始めています。

 スズキは2018年12月に「スペーシア」の派生モデルとして「スペーシアギア」を新設定し、シリーズの販売底上げに大きく貢献しています。

 またダイハツも「タント」マイナーチェンジ時の2022年10月に、同様のコンセプトを採用した「タントファンクロス」を追加しました。

 そこで三菱も、単なるeKクロス スペースのマイナーチェンジという範疇ではなく、全く新たな発想としてデリカミニが企画したのだといいます。

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