スバルは2023年3月2日、新型「インプレッサ」の先行予約を開始しました。
　
　6代目となる新型インプレッサは、日本市場における名称を「インプレッサ スポーツ」から「インプレッサ」に改め、歴代モデルのスポーティでカジュアルなデザインや優れた運動性能、安心できる先進安全装備、使えるユーティリティを継承しながら、最新の技術を多数搭載し、安全性能や動的質感を大幅に進化しました。

　新型インプレッサの外観は、躍動的でスポーティなデザインとすることで個性を強化。内装は使い勝手の良いカジュアルなデザインとし、11.6インチの大型センターインフォメーションディスプレイを装備しています。

　さらに、スマートフォンとの連携を強化したインフォテインメントシステムの搭載や、コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」の機能も進化しました。

　シートは構造や固定構造を見直したほか、高減衰マスチック（弾性接着剤）採用によるルーフ共振抑制などにより、乗り心地などを向上させています。

　プラットフォームは、従来型（5代目）で初採用した「SGP（スバルグローバルプラットフォーム）」がさらに進化。フルインナーフレーム構造や構造接着剤の適用拡大、サスペンション取り付け部の剛性アップなどを実施したことにより、高いレベルの動的質感を実現したといいます。

　先進運転支援システム「アイサイト」は、従来型の約2倍の画角に拡大された新型ステレオカメラユニットを採用するとともに、画像認識ソフトや制御ソフトも改良して認識範囲を拡大。

　低速時の二輪車や歩行者の認識を図る広角単眼カメラを新たに追加した“3眼”となったことでプリクラッシュブレーキの対応シチュエーションも拡大し、歴代アイサイト最高の性能を実現しました。

　先行予約の開始とともに、新型インプレッサ（プロトタイプ）のスペックや仕様を公表（参考値）。

　グレードは「ST」「ST-G」「ST-H」の3つを用意。

　STは2リッター水平対向4気筒ガソリンエンジン（154馬力／193Nm）、ST-G／ST-Hは2リッター水平対向4気筒ガソリンエンジン（145馬力／188Nm）＋モーター（e-BOXER・13.6馬力／65Nm）がそれぞれ搭載されます。トランスミッションは全車リニアトロニック（CVT）、駆動方式は各グレードにFWDとAWDが設定されます。

　ボディサイズは全長4475mm×全幅1780mmで、全高はSTが1450mm、ST-G／ST-Hが1515mm。ガソリン車とハイブリッド車で車高が異なるほか、最低地上高はSTが130mm、ST-G／ST-Hが135mmとなります。なお、ホイールベースは全車2670mmです。

　ボディカラーは新開発の「サンブレイズ・パール」を含む9色をラインナップします。

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　新型インプレッサの正式発表は、2023年春を予定しています。