スバルのスポーツセダン「WRX S4」装備てんこ盛りの最上級グレードが一番人気! 482万円の高額車が売れ筋なワケ

スバルのセダン「WRX S4」は現行モデルが2021年11月に発表されました。同車の売れ筋は最上級グレードだというのですが、どのようなところがユーザーに支持される理由なのでしょうか。

現行スバル車で唯一のセダン「WRX S4」

 スバルのスポーツセダン「WRX S4」は2021年11月に新型モデルが発表。約7年ぶりの全面刷新で5代目となったWRX S4は、現在スバル唯一のセダンとしてラインナップされています。

 登場から1年以上が経過し、これまでの販売状況はどうなのでしょうか。

スバル唯一のセダンモデルとなった「WRX S4」
スバル唯一のセダンモデルとなった「WRX S4」

 2021年11月25日の予約開始から2023年2月20日までの受注台数は約4500台。グレードの比率としては、最上級の「STIスポーツ R EX」が7割以上を占めているといいます。

 また、購入者層でもっとも多いのは50代の32.4%、次いで60代の24.3%と、子離れ世代がメイン。生活に余裕ができて、ミニバンやSUVといったファミリーカーを必要としない世代が購入しているというのが今の日本のセダン市場の特徴のようです。

 WRX S4は、低速域から力強いトルクを生み出す2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載。新開発の変速制御を採用し、滑らかな加速を実現する「スバルパフォーマンストランスミッション」と組み合わせることで、ドライバーの意思に忠実で愉しい走りを実現しました。

 さらに、「STIスポーツ」グレードは「ドライブモードセレクト」を搭載。AWDシステムや電子制御ダンパー、パワステのほか、「アイサイト」作動時のACC追従加速度、エアコンなど車内の快適性など、自分好みにクルマの特性を変更することができます。

 WRX S4の走りの質の高さを購入の決め手とする人が多いほか、高度先進安全が備わっているところもポイントだとスバルはいいます。

 グレード名に「EX」が付くモデルは、高度な運転支援をおこなう「アイサイトX」を搭載。

 高速道路において、渋滞時にハンドルから手を放して走行できる「渋滞時ハンズオフアシスト」やドライバーの操作なしで再発進する「渋滞時発進アシスト」に加え、ウインカー操作のみで車線変更をおこなう「アクティブレーンチェンジアシスト」などの機能を備え、ドライバーの疲労やストレスを軽減させます。

 実際にハンドルを握ってみると、街乗りではコーナリング性能の良さに驚かされます。また、高速道路では直進安定性も優れており、加えて2.4リッターターボの圧倒的な動力性能によるレスポンスの良い加速が愉しく、スポーツセダンならではのキビキビとした走りを体感することが可能です。

 アイサイトXのアクティブレーンチェンジは、車線変更したい方向にウインカーを操作するだけでOK。後続車がいないことをクルマが判断し、スムーズに車線変更する様は「スゴい」の一言につきます。

 また、渋滞中に手放し運転できる機能も非常に便利。渋滞にはまったときに、ハンドル操作もアクセル・ブレーキ操作からも解放され、ストレスなく移動することができます。

※ ※ ※

 普段はスポーティな走りを味わい、高速道路ではアイサイトXによって楽に運転できるWRX S4 STIスポーツR EXは、SUVの電気自動車「ソルテラ」に次いで、スバル車の中でも高額な482万9000円というプライスタグが付けられています(同じパワートレインを搭載するレヴォーグ STIスポーツR EXも同価格)。

 高額車にも関わらず、WRX S4ではこのSTIスポーツ R EXが一番人気というのは、走りと安全性においてハイスペックな性能を求める人が多い証拠だといえるでしょう。

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