日産新型「セレナ」買うならe-POWERがおすすめ!? 約480万円で全部盛り「ルキシオン」は何が良い?

最上級のe-POWER ルキシオンは全部盛り仕様!

 エントリーグレードXは装備が簡素で選べるオプションも少ないため、個人所有のオーナーカーとして考えた場合、実質的なグレード選択はXVからになるでしょう。

 選択で悩むとなるとXV(308万8800円から354万3100円)とハイウェイスターV(326万9200円から373万100円)の2車です。両車の価格差は、パワートレインによって若干異なりますが、約18万円の違いは見た目の部分だけといえます。

日産新型「セレナ e-POWER ハイウェイスター」
日産新型「セレナ e-POWER ハイウェイスター」

 XVはいわゆる標準仕様、ハイウェイスターVはエアロ仕様です。フロントグリルや下回りのデザインが異なるほか、ハイウェイスターVは専用16インチアルミホイールが装着されます(XVはホイールカバーが標準、アルミホイールがオプション)。

 ハイウェイスターVの内装は、ブラウン木目柄フィニッシャ―(XVは単色ブラック)、専用シート地ジャガード織物/トリコット&合皮コンビ(XVは織物/トリコット)となり、専用装備が不要なのであればコストパフォーマンス的にはXVがオススメでしょう。

 そして気になるのが、ハイウェイスターVよりも100万円以上高いe-POWER ルキシオン(479万8200円)を選ぶメリットはどこにあるのかという点です。

 このe-POWER ルキシオンが唯一の7人乗りとなっていて、専用の内外装が与えられていており、プレミアムな仕様が特徴です。

 また、各種機能や装備が標準装着されており、ほかのグレードならば55万円相当の「プロパイロットパーキング」までついたセットオプションの機能が標準になるほか、同一車線内でのハンズオフが可能となる「プロパイロット2.0」までもが標準となっています。

 もちろん、快適性の部分でも専用の装備が施されていて、プレミアム生地を使用した専用シートの採用、アームレスト付き2列目キャプテンシート、遮音ガラス、フロントセンターコンソールなどが挙げられます。

 標準装備の差を考慮すると、e-POWER ルキシオンとハイウェイスターVの価格差はざっと40万円から50万円程度ととなり、そこにはプロパイロット2.0や豪華な内外装、快適な室内装備などが含まれていると考えられます。

 セレナのグレード選択は、コスパ重視ならXV、見た目重視ならハイウェイスターV、先進で豪華な装備を求めるならe-POWER ルキシオンが適しているということになりそうです。

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