まさかの新型「高級3列SUV」投入か 高級ブランド「紅旗HS6」先行公開!? 全長5m級モデルを中国市場に

「上海モーターショー2023」で正式発表か?

 この情報が判明したのは中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部)のサイトです。工信部は日本でいうところの経済産業省や総務省の業務を扱う機関となり、中国では自動車メーカーが中国国内で製造する新型モデルを正式発表する前に、その情報を工信部に届け出る必要があります。

 工信部に届出された情報は基本的に毎月公開されます。そして2023年2月10日に公開された第368編において、紅旗の新SUVが確認されました。

 新たなSUVは「HS6」と名付けられ、車格的に既存のHS7とHS5の中間を担うモデルです。

 外観は2020年登場の「H9」で初採用となった新世代のデザインランゲージを採用しており、フロントでは「山奥を流れ落ちる滝」をイメージしたグリルや、「龍の髭」から着想を得たガーニッシュが確認できます。

 これらの要素はH9以外にも、H5やH6、E-HS9、HQ9、E-QM5で採用されているデザインとなります。リアでもそれら車種同様、左右一体型のテールライトが存在感を発揮しています。

 HS6のボディサイズは全長4995mm×全幅1960mm×全高1760mm、ホイールベース2920mm。

 HS7が全長5035mm×全幅1989mm×全高1778mm、HS5が全長4760mm×全幅1907mm×全高1700mmとなるので、サイズ感でも両者の中間となります。

 また、座席配置は5人乗り、6人乗り、7人乗りの3種類が選択可能であることが届出情報からわかります。

 HS6で選択可能なオプションも一部確認することができます。ホイールはグレードによってデザインが異なる18インチ(235/65R18)と20インチ(235/55R20)のアルミホイールを用意。また、外装色も他の紅旗車種同様、ツートン仕様が選択可能です。

新たに紅旗「HS6」を中国に投入か(画像元:中華人民共和国工業情報化部/通称:工信部)
新たに紅旗「HS6」を中国に投入か(画像元:中華人民共和国工業情報化部/通称:工信部)

 搭載パワートレインは出力248hpのCA4GC20TD-35型2リッター直列4気筒ターボエンジンと記載されています。

 このエンジンは他の紅旗車種にも「45TD」として展開されており、それらはすべて48Vマイルドハイブリッド車でもあり、このことから、HS6も同様に48Vマイルドハイブリッドであることは確実でしょう。

 他のパワートレインに関する詳細は不明ですが、H9やHS7などで選択できる3リッターV型6気筒スーパーチャージャー付エンジンが搭載される可能性もあります。

 正式な発表時期は不明ですが、工信部に登場したということはもうまもなくの発表を控えていることを指します。

 2023年4月には上海モーターショー2023が開催されるので、おそらくそこで発表されるのではと予想します。

 Lシリーズで展開されている「LS7」も含めると、これで紅旗のSUVモデルは全部で7車種となります。

 需要がセダンからSUVへ変わりつつある中、複数のSUVを取り揃えて多種多様なニーズに応える紅旗の戦略がここから見て取れます。

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