全国には珍しい構造をした建物が各地に存在します。
　
　そんななか、静岡県熱海市に建物の屋上と道路がつながっている建物が存在するといいます。一体どんな建物なのでしょうか。

　一般的に、道路は建物の1階部分や高低差がある場合でも2階や3階部分程度の高さに繋がっているケースが多いでしょう。

　そんななか、静岡県熱海市に位置する「熱海ターガスマンション」は、屋上に駐車場が設置してあり、駐車場と国道がつながった構造となっています。

　地図を見ると、熱海方面から伊東方面へ向かう国道135号線から見て左手、海沿い側にマンションが位置しており、駐車場の入口には「熱海ターガスマンション専用」と書かれた看板が設置され、そのまま進むと駐車場のスペースとなっていることが確認できます。

　国道からマンションの駐車場にそのまま駐車できるのは、なかなか見ないケースといえます。

　このマンションについて、管理会社の担当者は以下のように話します。

「熱海ターガスマンションは、1977（昭和52年）年3月末に竣工された建物です。

　当初は14、15階建ての建設予定でしたが、計画が変更され9階建てとなり、10階は駐車場となった経緯があります」

　海岸沿いに建つロケーションが魅力のリゾートマンションである熱海ターガスマンションは、野外プールも備わっており夏にはプールが利用できるほか、オーシャンビューを味わえる温泉大浴場なども備わります。

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　屋上が駐車場になっているのは熱海ターガスマンションだけではなく、隣接する「中銀ライフケア白石8号館」「シーサイドヴィラ南熱海」といった建物も同様の構造となっています。

　こういった国道と駐車場がつながったマンションについて、前出の担当者は、「あまり見ない、珍しい建物かと思います」と話します。

　海沿いの地域ならではの特色が活かされた構造といえるでしょう。