「軽自動車に軽油」入れたらどうなる? 気をつけたい「燃料の入れ間違え」 未だなくならずJAFもまさかの呼びかけ!?
クルマには車種によって、ガソリンや軽油など入れる燃料が決まっています。では間違って入れてしまうとどうなるのでしょうか。
「軽自動車に軽油?」 気をつけたい燃料の入れ間違えとは
クルマにはレギュラーガソリンやハイオクガソリン、軽油など、車種によって入れる燃料が決まっています。
では仮に、「ガソリン車に軽油」「レギュラー車にハイオクを給油する」など、燃料の入れ間違えをしてしまうとどうなるのでしょうか。

クルマの燃料となるガソリンには、レギュラーガソリンとハイオクガソリンがあり、ガソリンスタンドでは軽油を加えた3種類の燃料を販売しているのが一般的です。
クルマは、車種によってそれぞれどの燃料を使用するか決められており、レギュラー仕様車にはレギュラーガソリンを、ハイオク仕様車にはハイオクガソリンを入れなければなりません。
指定されたものと異なる燃料を入れてしまうと、クルマの不具合や故障につながってしまう可能性もあるため、普段乗り慣れないレンタカーなどに乗る時や、クルマを買い替えた時には注意が必要です。
なかでも、燃料の入れ間違えでとくに注意が必要なのは軽油です。
軽油はレギュラーやハイオクとは性質の異なる燃料で、トラックや一部のSUVモデルなど、ディーゼルエンジンを搭載したクルマにしか使えません。
そのため、ガソリン車に誤って軽油を入れると、ノッキングや黒煙が発生し、最悪の場合はエンジンの故障に繋がってしまう恐れがあります。
ちなみに、軽自動車には名称に「軽」とついていますが、入れる燃料は「軽油」ではなくガソリンであり、誤って軽油を入れてしまうことで同様のトラブルが発生するため注意が必要です。
一方でJAFが公表した「燃料の入れ間違い」の件数について、2022年10月1日から31日の1か月間では105件発生しており、そのうちガソリン車に軽油を入れたというトラブルは全国で57件、軽油を燃料とするディーゼル車にガソリンを入れた件数は39件あったことが分かっています。
現場での聞き取り調査では「レンタカーを借りて普段の車両と違ったため」「軽自動車なので軽油を入れた」などの理由があり、ドライバーの認識不足がトラブルに繋がっていることが見受けられたといいます。
指定された油種と異なる燃料を給油すると、ガソリンタンクやエンジン内部の洗浄が必要となるなど、高額な修理費がかかる場合もあります。
入れ間違いに気付いた場合はできるだけ早くエンジンを止め、ガソリンスタンドやディーラーなどに相談しましょう。
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上記のJAFの入れ間違え件数の公表のページでは、タイトルに「『軽自動車には軽油?』要注意!」と記載されています。
このJAFのまさかの呼びかけに、ユーザーのなかには当たり前と思う人もいるかもしれませんが、未だに軽自動車に軽油を入れ間違えてしまう人も少なくないことがうかがえます。
軽油の入れ間違えには十分な注意が必要といえます。

















