44年の歴史に幕! 三菱「ミラージュ」生産終了を公式サイトでアナウンス 「名車が消える」と悲しむ声も
三菱の公式サイト上で、コンパクトカー「ミラージュ」の生産終了がアナウンスされています。
1978年から続く「ミラージュ」の名称がまた消える
三菱はコンパクトカー「ミラージュ」が生産終了することを公式サイト上でアナウンスしています。
三菱「ミラージュ」は「低燃費」「扱いやすさ」をコンセプトとした5ドアの小型ハッチバック車です。
ミラージュの歴史は1978年の初代モデルからはじまり、1995年登場の5代目が生産終了されてから、一度その歴史が途絶えていました。
6代目の現行型はタイでの生産となり、そのタイをはじめ三菱の世界戦略車として、日本や欧州、米国など世界70か国以上で販売。世界累計販売台数は約82万台(2022年5月末時点)を記録しています。
日本では2012年8月から販売。発売当初は99万8000円からの展開となり、比較的低価格なコンパクトカーとなっています。
ボディサイズは全長3855mm×全幅1665mm×全高1505mmとコンパクトで、78馬力を発揮する1.2リッター直列3気筒エンジンを搭載。
そのモデルライフのなかで何度か改良がおこなわれていますが、2020年4月に実施された大幅改良ではエクステリアが大きく変わりました。
近年の三菱に採用されているデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を新採用しイメージを一新。エッジの効いた力強いデザインになっています。
さらに、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、オートマチックハイビームなど、先進安全装備も強化するなど、デザイン面だけでなく機能面でも改良を重ねていました。
2022年12月23日現在の三菱公式サイトでは、「ミラージュは生産終了のため、ボディカラー、オプションなどがお客さまのご希望に添えない場合がございます。詳しくは営業スタッフへお問い合わせください」と明記されており、生産終了をアナウンス。
これについてSNS上では、「ついにか…」「とても悲しい」「三菱の名車がなくなる」と「ミラージュ」の名称が再び消えようとすることを悲しむ声がみられました。
現行モデルで名称が復活したミラージュですが、今回の生産終了をもって44年の歴史に幕を閉じることとなります。
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なお2022年12月中旬現在、海外仕様のミラージュについての生産終了アナウンスはされていない模様で、生産国であるタイ三菱のラインナップにもミラージュとセダンバージョンの「アトラージュ」が掲載されています。
今後、三菱の日本市場では後継となるコンパクトカーが登場するのか、期待が高まります。
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