ホンダが「新型SUV」の登場控える!? CR-Vより大きな「アヴァンシア」&「UR-V」の新デザイン判明! 中国でお披露目か

搭載されるエンジンは規制によって改良が加えられた?

 また、搭載されるエンジンも改良されています。

 中国では現在、世界的な基準となっている欧州主導の「ユーロ6」よりも厳しい「軽型汽車汚染物排放限値及測量方法(中国第六階段)」(日本語訳:小型自動車車排出ガス基準及び計測方法(中国第六段階)、通称:国6)を施行しています。

 その「国6」にも「国6a」と「国6b」の2種類が存在し、後者では2023年7月1日より全土で施行となるものの、北京市や上海市、天津市、河北省、広東省などの一部地域では前倒しで有効となっています。

 施行されている地域で、規制に適合しないクルマは新車での登録が不可能となります。

 今回のマイナーチェンジでは「国6b」規制対応の改良型エンジンを搭載することで、その規制に適合させた形です。

 両車ともエンジンは2種類用意しており、それぞれL15CM型1.5リッター直列4気筒i-VTECターボエンジンと、K20C7型2リッター直列4気筒i-VTECターボエンジンとなります。

 前者は「240 TURBO」、後者は「370 TURBO」(どちらの名称もトルク数値に由来)と称されるモデルに搭載されています。

ホンダが発表を控える新型「アヴァンシア」のリアデザイン
ホンダが発表を控える新型「アヴァンシア」のリアデザイン

 正式な発表時期は不明ですが、工信部に登場したということはそう遠くない時期に発表されることとなるでしょう。

 両車は2016年に登場したということもあり、近いうちにフルモデルチェンジを予定しているのではないかという噂もありました。

 しかし、ここにきて2度目のマイナーチェンジを迎えることになり、どのように中国の消費者から受け入れられるかに注目です。

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Writer: 中国車研究家 加藤ヒロト

下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。

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