あおり運転する人は「500万以上の車に乗る人に多い!?」 実例から見えてくる「加害者の特徴」 とは

あおり運転が発生しやすい場所や曜日は?

 ではあおり運転が発生しやすい場所ではどうなのでしょうか。

あおり運転にはどんな特徴があるのか
あおり運転にはどんな特徴があるのか

 前出の矢武陽子氏がおこなった調査では、13%が高速道路、87%が一般道路で発生しているという結果となっており、車線数では58%が複数車線の道路で発生、そのほとんどが第2走行車線以上の追い越し車線上で発生しているといいます。

 あおり運転と聞くと高速道路で起きているイメージがありますが、じつは高速道路よりも一般道路が圧倒的に多いということが分かります。

 また複数の車線がある広い道路では、無理な追い越しや割り込みをおこないやすいほか、追い越しの際にはスピードが出やすいなどの特徴があるため、あおり運転が発生しやすいと考えられます。

 ほかにも警察庁がおこなった「あおり運転に関する事例調査」では、あおり運転が発生する曜日には「土曜日」がもっとも多く、次に多い「日曜日」と合わせての約39%を占めていることが明らかに。

 土日(週末)は出掛ける人が多くて道路が混雑しやすいうえに、なかには運転に不慣れなドライバーもいることからあおり運転が発生しやすいといえます。

※ ※ ※

 今回紹介した調査結果からは、あおり運転を起こす運転者の年齢や性別、発生場所などに一定の傾向が見られることが分かりました。

 上記の結果はあくまで参考となりますが、あおり運転はささいなことがきっかけで乱暴な運転を引き起こし、最悪の場合には重大事故につながる恐れも大いにあります。

 このため自動車ユーザー同士がゆとりと譲り合いの気持ちを持って運転することが非常に重要です。

 また、あおり運転を引き起こすきっかけには、「進行の邪魔をされた」「割り込まれた、抜かされた」など被害車両の運転行為があおり運転のきっかけとなるケースが多くなっていることも明らかとなっています。

 被害車両にとっては意識していない運転でも、たとえば「慌てて急な進路を変更する」「前のクルマとの車間距離を詰める」など思わぬ行為が、あおり運転の行為となってしまう可能性もあります。

 もちろんどんなきっかけであってもあおり運転はおこなってはいけませんが、自分自身の運転を見直すことも大切といえるでしょう。

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1件のコメント

  1. 結果中身の無い馬鹿が大きい車に乗って自分まで大きくなったと勘違いしてコンパクトカーなどを煽る訳か実に面白い

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