車中泊より快適? 高速降りずに泊まれる「ハイウェイホテル」とは 普通のホテルと何が違う?
高速道路を降りずに宿泊できる「ハイウェイホテル」という施設があるといいます。ではどういった特徴があるのでしょうか。
車中泊より快適? 「ハイウェイホテル」とは
大型連休の期間中は、家族や友達と高速道路を利用して出かけるという人も多いでしょう。
そんななか、高速道路には「ハイウェイホテル」と呼ばれる施設があります。どのような施設なのでしょうか。
ハイウェイホテルは、高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)に併設されたホテルのことで、高速道路を降りることなく利用できるのが特徴です。
2022年12月現在では、東北自動車道の佐野SA(上り線)、長者原SA(上り線)、東名高速道路の足柄SA(上り線)、豊田上郷SA(下り線)、名神高速道路の多賀SA(下り線)、山陽高速道路の宮島SA(上り線)、関門橋の壇ノ浦PA(下り線)の計7箇所に存在しています。
またハイウェイオアシスとして徳島自動車道の吉野川SAにも宿泊施設があります。
では具体的にどういった特徴があるのでしょうか。今回は、栃木県の佐野SAにある「E-NEXCO LODGE」について具体的に見ていきます。
E-NEXCO LODGE 佐野SA店は、アメリカンスタイルの素泊まりの宿で、自動車旅行に最適なロードサイドのミニホテルだといい、外観はミント色の屋根が特徴的なクラシカルな2階建ての建物です。
客室は、レギュラールームとなるツインルームが全14室あり、室内は幅1.5mのクイーンサイズのベッドが2台設置されており、家族4人から5人ほどの人数でも十分に泊まれる広さです。
プランは素泊まりプランのみで食事はついていないため、隣接するSAのフードコートやレストランを利用する必要がありますが、ホテルのラウンジにはコーヒーサーバーが設置されているほか、朝にはパンやジュースが無料で提供されています。
このほか、室内には通常のホテル同様各部屋にバスとトイレ、テレビと小型冷蔵庫、ヘアドライヤーなどが完備。
客室のテレビ脇にはLANケーブル用コンセントがあり、インターネット接続が可能です。なお、Wi-Fiでの接続もできます。
チェックインは午後3時から午後11時までとなっており、夜遅くのチェックインが可能。チェックアウトは午前11時までです。
料金は室料制を取っており、宿泊人数と5段階の宿泊シーズンに応じて価格設定が異なります。
たとえば、家族4人で宿泊する場合はレギュラーシーズンであれば1万1000円、最も高い設定のピークシーズンであれば2万4200円で、未就学児は無料とのことです。(※2022年11月時点)
ほかにも、施設ごとに備わる設備が異なり、例えば足柄SA上り線にある「レストイン時之栖」には、高濃度炭酸泉大浴場やサウナルーム、マッサージチェアなど、長距離運転の疲れを癒す施設が備わります。
また豊田上郷SA下り線の「ファーストラウンジ上郷」には、カプセルホテルタイプの宿泊施設となっていて、1500冊以上のマンガが読み放題になっているといいます。
これらのハイウェイホテルを利用するメリットは、まず何より高速道路を降りずに宿泊できるため、クルマでの長距離移動中の宿泊に利便性が高いことです。
また、ETCを利用して高速道路を利用中にハイウェイホテルに宿泊すると、通行料金に深夜割引が適用されるため、昼間のうちに目的地に着いて現地で宿泊するよりも割安に宿泊できると考えられます。
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高速道路のSAやPAに併設されているハイウェイホテルは、高速道路を降りることなく宿泊できるほか、ETCを利用して高速料金を支払う場合は深夜割引が適用されるため、長距離移動にはコスパのいい宿泊方法です。
実際に利用したユーザーからは「長距離移動の負担を軽減できるし、宿代が安くなってお財布に優しい」「便利で良い!」など好評の声があがっているようで、クルマユーザーからは人気のある施設といえます。
まだ数は多くないですが、高速道路を使って出かける際には候補のひとつとして検討してみても良いかもしれません。
こういうのはラブホ方式の方が利用しやすいのではないかと。アメリカでモーテルと言えば町と町との間にある安ホテル的なイメージですが、昭和だとモーテルはラブホみたいなイメージでしたね。1~2人が気軽に利用できるイメージとしては休憩や宿泊など仮眠かゆっくり疲れを癒やすかでもっと安い料金プランがあれば良いと思います。
それこそ、国道と高速道路が並走している区間なら、ラブホに運営させたほうがコスト的に良いでしょう。