なぜラーメン「カチンコチン」? 国道事務所の「啓発写真」がSNSで話題に! 最後はまさかの「完食!?」
国土交通省中部地方整備局広報の公式ツイッターが、2022年12月5日に投稿したある写真がネット上で話題となっています。
カチンコチンの「カップラーメン」!?
国土交通省の中部地方整備局広報の公式ツイッターアカウントが、2022年12月5日に投稿したツイートが話題を呼んでいます。
話題となっている写真にはカップラーメンが写っています。よく見ると麺は完全に凍っており、箸が刺さった状態でカップと同じほどの高さに持ち上げられた状態。2枚目の写真はその状態のまま手で持っている様子が写っています。
この投稿は、約24時間が経過した段階で、約3000近いリツイートと7000件を超える「いいね」がついています。
写真を撮影したのは長野県木曽郡にある、国土交通省の中部地方整備局 飯田国道事務所 木曽維持出張所の職員だといいますが、今回なぜこの写真を投稿したのでしょうか。
木曽維持出張所の担当者は以下のように説明します。
「木曽維持出張所のある長野県木曽地域は標高が高く、当然冬場は気温も低くなり降雪があります。
スタッドレスタイヤやタイヤチェーンなど、冬用の装備は必須な地域で、その危険性をわかっていただくために撮影しました。
ラーメンは湯気が立っているのが一般的ですが、ラーメンが凍るほどの気温の低さが分かるこの写真はインパクトがあると思いました」
熱々のカップラーメンですらカチンコチンに凍ってしまうほどの寒さでは、路面凍結の可能性も高く、その注意喚起が目的で投稿したといいます。担当者の話す通り、たしかにインパクトがあります。
ではこのカップラーメンはどのように作って、どう処理されたのでしょうか。前出の担当者はこう続けます。
「作って一晩置いておきました。ツイートに記載の通り、最後は溶かして完食しています」
ツイートには最後、「※この後、スタッフ(職員)がおいしくいただきました」と述べられており、最後まで責任を持って食したとのことです。
これについて、たくさんのユーザーからコメントが寄せられており、「これは説得力ある」「路面凍結には注意」「あちこちで氷の滝ができる地域だからなぁ…」などと、木曽維持出張所の担当者が伝えたいメッセージが十分に伝わっていることがうかがえます。
また、「どうやって食べたらうまいのかが気になる」「本当に美味しかった?」「いや食べるんかーい」「バナナで釘が打てる」などと、完全に凍った状態のラーメンが本当に美味しかったのか気にするコメントや、かつて放送されていた、凍結しないエンジンオイルのCMを思い出すコメントも見られました。
このツイートは多くのリツイートによって拡散されており、冬シーズンの走行について注意が必要なことが多くのユーザーへ伝わっているようです。
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降雪予報の有無に関わらず、冬はスタッドレスタイヤを装着し、タイヤチェーンを携行するなど、急な降雪に十分備えておきましょう。
そのまま何日か繰り返せば高野豆腐のように水分が抜けて味付き乾麺として食えるのに。と思ってみたり。