“次期型C-HR”か!? 世界初公開の新型「C-HR プロローグ」は“現行C-HR”と何が違う? 比較してみた
トヨタの欧州法人は12月5日、コンセプトカーとなる新型「C-HR プロローグ」を世界初公開しました。
次期型C-HRか新型「C-HR プロローグ」! 現行モデルと何が違うのか
トヨタの欧州法人は12月5日、コンセプトカーとなる新型「C-HR プロローグ」を世界初公開しました。
次期型C-HRとなるであろうモデルですが、現行C-HRとはどのような点が異なるのでしょうか。
C-HRといえば、2014年9月に開催されたパリモーターショーにて、コンセプトモデル「TOYOTA C-HR Concept」が公開され、後の2016年12月にクーペスタイルのコンパクトSUVとして正式デビューしたクルマです。
2019年にはマイナーチェンジが行われ、フロントのエアインテークを拡大するなどエクステリアの改良や、シーケンシャルウインカー採用などの変更が行われました。
また、1.2リッターターボ(2WD)エンジン搭載グレードには6速MT(iMT)モデルも追加。さらにスポーツグレード「GRスポーツ」がラインナップに加わっています。
ボディサイズは、全長4385-4390mm×全幅1795mm×全高1550-1565mmと取り回しやすいサイズ感です。
今回発表された新型「C-HR プロローグ」は、このC-HRの次期型と思われるコンセプトカーです。
このクルマは、現行型C-HRと同様の南フランスにあるトヨタの欧州デザイン開発本部でデザインされました。
そのエクステリアは、流動性とシャープさのコントラストをこれまでにないレベルにまで高められており、極めてモダンでありながら、親しみやすい人間味のあるデザインに仕上がっています。
C-HRプロローグは、「C-HRをさらに高いレベルに引き上げる方法とは?」の答えとして紹介されており、C-HRの次期型を示唆するデザインコンセプトモデルであることは明確です。
それでは現行モデルのC-HRと比較してどのような部分が異なるのでしょうか。
まずエクステリアでは、コンパクトなクーペSUVという基本的なコンセプトはそのままですが、その細部については大きく生まれ変わっています。
フロントフェイスは新型プリウスとも共通する「ハンマーヘッド」(シュモクザメ)をイメージしたシャープなデザインに変更。
一方で、リアドアハンドルを窓の後方、Cピラー(後席の後ろにある柱)に埋め込むような形で配置する手法や、ボディ後方形状といった初代C-HRが持つ特徴的なリアまわりの雰囲気はC-HRプロローグにも引き継がれています。
また塗り分けられた巨大なディフューザーや横方向に薄く広くなったテールランプが装備され迫力を増しています。
ボディ全体には大きなデザイン変更が施されていますが、ホイールの印象は一見すると似たようなデザインになっています。一方で、よく見るとC-HRプロローグに採用されているホイールには、ほとんど隙間がなく、スポークの存在を感じない特殊なデザインになっています。
またカラーリングは現行C-HRでは最大でも2色使いの2トーンなのに対し、C-HRプロローグでは3色使いの3トーンになっています。
C-HRプロローグのボディのサイズについて詳しくは公開されていませんが、現行C-HRと同様C-SUV(CセグメントSUV)であると語られており、大胆なサイズ変更は行われない模様です。
また、C-HRプロローグでは、パワートレインについて「ハイブリッド」と「プラグインハイブリッド」を用意すると明記されており、現行モデルに対しPHEVの選択肢が増えることを予感させます。
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現在次期型C-HRについては、上記以上の詳細は公開されておらず具体的な販売時期などについては不明です。
また、現行C-HRでは中国ではIZOAなどEV版とも言うべきモデルが存在しており、C-HRプロローグのデザインも2021年12月14日に日本でおこなわれた「バッテリーEV(BEV)に関する説明会」で登場した「Small SUEV」に似ていることからも、ハイブリッドやPHEVだけでなくEV版も登場することが考えられます。
日本で展開されるかも含め、今後の動向に注目です。
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