究極のオフロード「要塞」登場! 全長9m級の巨大“6WD”キャンパーは「家」より快適か!? 元“軍用車”のキャンピングカー米で落札

Cars and Bidsは、アメリカやカナダにあるクルマを競売にかけるオークショニア。同サイトで2022年3月26日にキャンピングカーに改装された“軍用車”が出品され、9万5000ドル(日本円換算で約1388万円)で落札されました。

もはや自室より広い? 広大キャビンを持つ元軍用車のキャンピングカー

 Cars and Bidsは自社が運営する同名のオークションサイトで、アメリカやカナダにあるクルマを競売にかけるオークショニアです。

 2022年3月には、キャンピングカーに改装された“軍用車”が出品され、9万5000ドル(日本円換算で約1388万円)で落札されましたが、どのような車両なのでしょうか。

元軍用車スチュワート & スティーブンソン「M1087」をキャンピングカー化したモデル(Photo:Cars and Bids)
元軍用車スチュワート & スティーブンソン「M1087」をキャンピングカー化したモデル(Photo:Cars and Bids)

 2022年3月に落札されたキャンピングカーに改装された“軍用車”は、1997年式のスチュワート&スティーブンソン「M1087」です。

 スチュワート&スティーブンソンは、海洋や建設、発電、運輸などさまざまな事業に適用する車両などを製造するメーカーです。

 M1087は同社が製造するFMTV(Family of Medium Tactical Vehicles)シリーズのなかで、6輪駆動のトラック。出展された車両の荷台部分には、スライド式のサイドパネルにより荷室を左右に拡張するキャビンが架装されています。

 今回出品されたモデルは、もともと指揮車として米国陸軍向けに製造されたモデルをキャンピングカーに改装したようです。

 外装は、グリーンのカモフラージュ柄に塗装されており、直線が多用された堅牢そうなデザインがまさに軍用車といった印象。

 ボディサイズは全長8933mm×全幅2438mm×全高2845mmと巨大、スライド式のサイドパネルを展開するとその全幅は4242mmにもなります。

 パワートレインには、最高出力290馬力、最高トルク520lb-ftを発揮する6.6リッターディーゼルターボエンジンを搭載。これに7速ATが組み合わされ6輪を駆動します。

 また、アプローチアングル40度、デパーチャーアングル22度に設計されており、総輪駆動とともに優れた走破性能を誇ります。オークションサイトでも「軍事用に設計および製造されているため、非常に堅牢で優れたオフロード車です」と紹介されています。

 車体後部にある巨大なキャビン内には、追加の断熱材やフローリング、60ガロンのウォータータンク、シャワー、冷蔵庫、キッチン、ソニー社製55インチ4K Ultra HD LEDテレビ、キングサイズのベッド、トイレなどさまざまな装置が装備されています。

 元軍用車らしく室内に華美な印象はなく、機能的で質実剛健な造りとなっているのもひとつのみどころです。

 またスライド式のサイドパネルによってキャビン空間が拡張されると、車内とは思えないほど広大で、まるで自宅のような生活ができるようになっています。

 ルーフにはソーラーパネルも取り付けられ、オフグリッドな生活ができます。

 走行距離は3万6000マイル(約5万7936km)、出品地域はアメリカ・ワシントン州でした。

 オークションサイトでは203枚の高画質画像と動画とともに本車両は掲載されており、かなり詳細に確認することができます。

 このクルマは、2022年3月26日に31回の入札の後、9万5000ドル(日本円換算で約1388万円)で落札されました。

【画像】本当に車内? デカすぎる「移動要塞」スチュワート&スティーブンソン「M1087」キャンピングカーの画像を見る(99枚)

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