まさかのF1王者ハミルトンが「わナンバー」の日産「スカイラインGT-R」をSNS投稿、なぜ? ノーマル仕様じゃないR34の正体とは

「2022 Honda F1日本グランプリ」に参戦するF1王者のルイス・ハミルトン氏がSNSに投稿した「R34 GT-R」が話題となっています。なぜなのでしょうか。

F1王者L.ハミルトンのインスタにR34登場? なぜ「わナンバー」なのか?

 2022年10月7日から9日に鈴鹿サーキット(三重県)では「2022 Honda F1日本グランプリ」が開催されます。
 
 そんななか、トップドライバーでもあるルイス・ハミルトン氏がSNSに投稿した日産「スカイラインGT-R(BNR34)」が話題となっています。

まさかのF1王者ルイス・ハミルトン氏が「わナンバー」の日産「スカイラインGT-R」をSNS投稿、なぜ?(画像提供:おもしろレンタカー)
まさかのF1王者ルイス・ハミルトン氏が「わナンバー」の日産「スカイラインGT-R」をSNS投稿、なぜ?(画像提供:おもしろレンタカー)

 ハミルトン氏は、2007年(第一戦オーストラリアGP)にF1初参戦以来、出走288回、優勝103回と史上もっとも成功したF1ドライバーです。

 ちなみに優勝103回は2位のシューマッハ(91回)を大きく引き離す実績で、まさにケタ違いの優勝回数を誇ります。

 また、ハミルトンはインスタのフォロワー数でもF1ドライバーのなかでケタ違いの1位を誇ります。

 2021年は2200万人で2位のD.リカルドの約480万人を大きく引き離しているほか、最新では3010万人となっていました。

 まさに史上最強となるF1王者のハミルトン氏は現在、F1日本グランプリに出場のために来日しています。

 2022年シーズンは、「メルセデス・AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム」から参戦していますが、ハミルトン氏のSNSにはR34が登場しファンの間で話題を集めているようです。

 SNSにあげられた画像を見ると、ナンバープレートには「野田」ナンバーの「34」と書かれています。

「日本の知人の所有なのでしょうか」と思っていたところ、調べていくうちにこのR34はレンタカーであることがわかりました。

 そしてハミルトン氏のインスタにうつっていた野田ナンバーはこれまで、なんどかSNSで見かけた記憶があります。

 過去の画像や映像などを見てみるとこちらは千葉県野田市に本社がある「おもしろレンタカー」が貸し出しているR34と同じ個体であることがわかりました。

 おもしろレンタカー野田本社に確認したところ、「確かにうちのクルマですね!」と個体も一致。

 誰がどのような目的でレンタルしたのかは顧客情報に抵触するため聞くことはできませんでしたが、想像するところではハミルトン氏の日本にいる知人が借りてきたものではないかと考えられます。

 そんなF1王者も興味を持つR34。ハミルトンが乗ったかもしれない、レンタカーのR34について少し調べてみました。

 おもしろレンタカーの説明ページには以下のことが書かれてありました。

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 ハイカム入りのため、低速はトルクが少し足りないと感じますが、カムにのってからのレスポンスと馬力はノーマルの比ではありません。

 RB26はカムで解き放ってこそ真価を発揮しますね。社外機械式LSD装備のため、低速走行時、舵角を大きめに切る走行でデフからガタガタとチャタリング音がしますがこれはイニシャルが高めのデフのため正常となります。

 また、ミッションが温まるとアイドリング時カタカタとミッションより異音がします。これはゲトラグミッション特有の歯打ち音であり、故障ではありません。

(クラッチを切ると消えます。純正車はダンパー付きフライホイールである程度音が吸収されますが、こちらはニスモのダンパー無しフライホイールとなり音が大きく聞こえてしまいます)

 ミッションはフルオーバーホール済み。もともとゲトラグは無骨なミッションですが、(ギアとギアがかみ合うのを確認できるような感触のあるミッション)更に漢のミッションといってもいい左右及び縦方向にシフトする際のバネレートアップにより、ストロークには力を要する仕様となっております。

 ギアの入りが悪いわけではありませんので、狙ってしっかりシフトすればOKです」

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 ちなみに、おもしろレンタカーでは現在7台のスカイライン(R32・33・34)をラインナップしており、このうち3台がR34(青と白のGT-R 2台、25GTターボ1台)となっており、レンタル料金は6時間で2万7600円です。

 ほかにもレンタルできる店舗は全国にいくつかあり、「カーレンタル東京(千葉県松戸市)」では6時間で2万6500円、「Fun2Driveレンタカー(神奈川県箱根町仙石原)」では6時間で2万3980円となっています。 

 R34は海外での人気と価格が近年、とくに高騰しています。

 もう二度と新たに作られることはないであろう希少な国産スポーツカーの代表格です。

 新車販売から20年から25年近く経過しているために、パーツなどが入手しづらくなっています。

 レンタルで借りる場合は無茶な運転はせず、自分の愛車だと思って大切に扱うことを心掛けたいものです。

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Writer: 加藤久美子

山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。

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1件のコメント

  1. この記事の締めもズレてないか?
    車を大切にしようは分かるが法令は大切にしないのか?自動車業界関係者はこんな感じで法令軽視?なんのために免許制度があって道路交通法があるのか今一度考え直してよ。

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